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ロシアで12日拘束「ろくな食事や飲み物与えられず」(2022年4月9日)
ロシア国内では「本」にまで圧力がかかっています。
書店に続々と集まってくる警察官。
すると・・・段ボールに入った本を確認します。
書店のマネージャーは・・・
書店のマネージャー
「警察は私たちの本を検証し始めましたが、何も説明してくれませんでした。本を押収していきました」
警察はウクライナに関する本を押収。
さらに、従業員や客も拘束したといいます。
書店のマネージャー
「合計8人が拘束されました。従業員3人と客5人です。なぜ普通のお客さんを拘束しているのか」と聞いても「書類の確認」と言うだけでした」
日に日に強まる規制と圧力。
12日間も拘束されたという市民に話を聞きました。
12日間拘束された市民
「夜中に友達と反戦と反プーチンのビラを貼っていました」
公園などで反戦ビラを貼っていた時に警察に拘束され、留置所に送られたといいます。
12日間拘束された市民
「私に示された裁判記録には完全な嘘が並べられていました。ろくな食事や飲み物は与えられませんでした。ベッドもなく木の板があるだけで。私はコートを着て寝ていました」
このように拘束された人は、1万5416人となり増え続けています。
12日間拘束された市民
「“特別収容施設”は私のような反戦活動で拘束された人が多く、満員でした。罰せられるような悪いことを私はしていません」
ウクライナでの虐殺について、ロシア国内ではどう報じられているのでしょうか?
独立系メディアの記者は、さらなる情報統制がなされたといいます。
ロシア独立系テレビ局「ドシチ」:ヴァレリア記者
「ブチャの虐殺が起こった後、ウクライナ人のブロガーがロシア兵と交流しているビデオが公開されました。しかし、後にそのビデオは編集されたものだと判明しました」
独立系メディアが“虐殺”について
市民にインタビューした映像では・・・
記者
「ブチャで起きたことについてどう思いますか?」
市民
「ごめんなさい、コメントできないです」
市民
「これについては今話せません」
市民
「話したくありません」
ロシア独立系テレビ局「ドシチ」:ヴァレリア記者
「(今月4日)捜査委員会からさらに追加の警告が発生しました。ブチャのついてフェイクを流した人は罰せられるようになりました。若者はリスクがあると理解しているので質問に答えない場合が多いです」
しかし、日本でユーチューバーとして活動する「あしや」さんは、声を出さないある動きが出てきたと言います。
日本に住むロシア人YouTuber:あしやさん
「例えばお札・お金に『戦争反対』とか『今戦争が起きてるよ』とか『国民目覚めろ』みたいな書き込みをして、声をあげなくてもデモに出られなくても何かできることないか、すごく工夫している。『静かなデモ』というキーワードで発信しています」
これは、SNSに「静かなデモ」とハッシュタグを付け反戦を訴えている人たちの画像です。
ある人は、「戦争反対」のステッカーをカバンに取り付け、モスクワの大学では、ブチャでの虐殺に関するQRコードを貼り付けたビラが置かれていました。
このような十字架は、国内のあちこちに設置されていて「マリウポリの5000人以上の一般市民がロシア軍に殺害された」というメッセージが添えられています。
ある女性が「静かなデモ」をする理由を文章でこう答えました。
「静かなデモ」をする市民
「殴られたり、叩かれたりするのも怖いけど、この政権で、この体制で、戦わないで暮らしていくのはもっと怖いです」
「静かなデモ」は、大きなうねりとなるのでしょうか。
あしやさんは、ある懸念を示します。
日本に住むロシア人YouTuber:あしやさん
「自分の両親くらいの世代の人たちはソ連で生まれ育った人たちだから、ヨーロッパとかアメリカに悪い印象を持っている。世界中の国々からロシアを潰そうとしているとか、そういうふうに本気で思っている人たちが結構いるらしくて。未だにプロパガンダを信じている人が多いなとみて思います」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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