米国首都も射程に・・・北朝鮮新型ICBMか 北海道沖落下(2022年3月25日)

米国首都も射程に・・・北朝鮮新型ICBMか 北海道沖落下(2022年3月25日)

米国首都も射程に・・・北朝鮮新型ICBMか 北海道沖落下(2022年3月25日)

 航空自衛隊が撮影した映像は、落下中のミサイルと関連していると推定されています。

 白い煙のようなものが、上下に伸びているのが分かります。

 岸田文雄総理大臣:「先ほど、北朝鮮が新型ICBM(大陸間弾道ミサイル)と思われる、弾道ミサイルを発射し、我が国の領海に近いEEZ(排他的経済水域)内に落下を致しました。許せない暴挙であり、断固として非難を致します」

 北朝鮮が24日午後2時半すぎに発射したのは、新型のICBMとみられています。

 71分間飛び、北海道の渡島半島の西、およそ150キロ、日本のEEZ内に落下したということです。

 EEZ内に、北朝鮮が打った弾道ミサイルが落下するのは、去年9月に鉄道から打ち上げた時以来です。

 専門家は、今回のミサイルの能力について、次のように話します。

 海上自衛隊 元司令官・香田洋二氏:「北朝鮮から打って、フロリダの端まで、アメリカ全土、ニューヨークであれ、ワシントンであれ、確実に射程に入れるとすると。1万3000キロ。色んな条件を考えたら、もう少し余裕が必要ですから。という意味で、1万5000キロというのがあると思います」

 今回のICBMの高度は6000キロ以上と、これまで最高だった4000キロの1.5倍です。

 このミサイルは「火星15」の飛行距離1万キロを大きく越え、アメリカの首都ワシントンまで十分、届く可能性があるというのです。

 海上自衛隊 元司令官・香田洋二氏:「アメリカの当局者としては、ついに来たかと。アメリカは、今後の対応というのは、相当深刻に、真剣に考えていく必要があると考えます」

 一方、北朝鮮の狙いについては、次のように話します。

 海上自衛隊 元司令官・香田洋二氏:「アメリカを対等な条件で、交渉テーブルに引きずり出すためには、北朝鮮の立場からすると、やはりアメリカを納得させる軍事力が必要だと。その唯一の手段は、北朝鮮にとっては、今回の新型とみられるICBM。これが、究極の目標だと思います」

(「グッド!モーニング」2022年3月25日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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