【独自】中国旅客機墜落 JNNのカメラが救助活動の最前線へ

【独自】中国旅客機墜落 JNNのカメラが救助活動の最前線へ

【独自】中国旅客機墜落 JNNのカメラが救助活動の最前線へ

中国南部で発生した旅客機墜落の現場で続く救助活動。その最前線にJNNのカメラが入りました。

記者
「事故から3日目ですが、連日降り続いた雨によって、このように足元かなり悪い状態になっています。すごい数の救援隊ですね。夜通し行われているという救援活動ですが、このように雨が降り続いているなか賢明な捜索活動が行われています」

乗客乗員132人を乗せた中国東方航空の旅客機は、今月21日、ほぼ垂直に墜落したとみられています。

目撃者
「爆発音がして煙が見えました」

その現場で行われている救助活動の最前線の様子が、きょう初めてJNNなど一部の海外メディアに公開されました。

記者
「あちら山の向こうが墜落現場ですが、その手前にはこのようにたくさんの救援用のテントがはられています。救助隊の一団が現場へと向かって行きます。山のものすごい急斜面のなか、捜索活動が行われています」

現場の近くには目に涙を浮かべる、乗客の家族とみられる人の姿もありました。

現場で取材に応じた消防隊員は・・・

消防隊員
「溜まっていた水をきのう午前中に排出したことが、ブラックボックス発見につながりました」

墜落の現場からはきのう、操縦室での音声を記録する「ボイスレコーダー」も回収され、航空当局がデータの解析を進めています。

当時、管制官が高度8900メートルから機体が急降下したことに気づき、呼びかけたものの応答はなかったということですが、中国メディアはこの時のものとみられる音声を報じています。

管制官
「こちら管制塔。120.35の呼びかけに応答を」

管制官の要請を受け、近くにいた旅客機も呼びかけを行いますが・・・

近くを飛んでいた上海航空
「東方航空5735便、東方航空5735便」

応答はなかったということです。

現場からは飛行データを記録する「フライトレコーダー」がまだ見つかっておらず、捜索が続いています。
(24日16:14)

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