韓国次期大統領「青瓦台」移転案に現政権が難色、早くも実現不透明に
韓国の次期大統領、尹錫悦氏の大統領執務室の移転の動きに文在寅政権が難色を示し、移転が実現するか不透明な状況となっています。
韓国の尹錫悦次期大統領は20日、ソウル市内の「青瓦台」と呼ばれる現在の大統領府について大統領執務室を市内の別の場所にある国防省の庁舎に移し、5月10日の就任初日から使用すると発表しました。しかし韓国大統領府によりますと、この翌日、開かれたNSC=国家安全保障会議は短い期間のうちに国防部などの機能も別の場所に移転する必要があることを理由に、「安全保障の空白と混乱をもたらす恐れがある」と指摘。文在寅政権としては尹氏側が日本円でおよそ48億円と見積もっている移転費用について政府予算の予備費での執行をいったん見送っています。
この動きに対し、尹氏の報道官は「文大統領が政権引き継ぎ業務の協力を拒否するなら強制する方法はない」とコメントしていて、大統領執務室の移転案は早くも実現するかどうか不透明な状況です。
(22日13:45)
#韓国 #大統領 #尹錫悦
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