ゼレンスキー氏が渇望するイスラエルの防空システム「アイアンドーム」その威力とは?(2022年3月21日)

ゼレンスキー氏が渇望するイスラエルの防空システム「アイアンドーム」その威力とは?(2022年3月21日)

ゼレンスキー氏が渇望するイスラエルの防空システム「アイアンドーム」その威力とは?(2022年3月21日)

 21日にSNSで急上昇し、番組が注目したワードは「アイアンドーム」です。ウクライナのゼレンスキー大統領が、イスラエルの国会演説でミサイル防空システム「アイアンドーム」の輸出を求めました。この「アイアンドーム」、一体どんなものなのか詳しく取材しました。

 20日に中東イスラエルの国会で行われた、ウクライナのゼレンスキー大統領のオンライン演説。そこで、話題になったのが・・・。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「あなたの国のアイアンドームは最高だ。皆さんは私たちを助けることができる」

 ゼレンスキー大統領が、イスラエルに輸出を懇願したアイアンドームとは、一体どんなものなのでしょうか。

 軍事専門家・高橋杉雄氏:「アイアンドームというのは基本的に、砲撃とかロケット弾の攻撃を阻止するためのもの。今、キエフを守るために非常に重要な意味を持つ兵器になる」

 イスラエル国内で開発されたアイアンドームを配備すれば、ロシアが撃ってきたロケット弾などを空中で撃ち落とすことができるとゼレンスキー大統領は考えているようです。

 軍事専門家・高橋杉雄氏:「キエフが包囲されて周囲から砲撃を受ける可能性がある状況で、実戦での実績があるものでは唯一のものになります」

 注目は、成功率です。

 去年、国内の紛争でイスラエルに撃ち込まれた3000発以上のミサイルのうち、9割をアイアンドームが撃ち落としたと海外メディアは伝えています。

 アイアンドームが得意とするのは、比較的値段の安い短距離ミサイルの迎撃。

 つまり、これがウクライナに配備されるとロシアが長距離ミサイルを使わざるを得ない不利な状況に陥るといいます。

 軍事専門家・高橋杉雄氏:「長距離の方が値段が高いので、持っている数が少ない。少なくとも何千も撃ち込むことはできない」

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「あなたたちは必ずウクライナの人々や、ウクライナのユダヤ人の命を救うことができる」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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