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ウクライナ南部は今 多くの人が脱出 避難者も
停戦交渉の先行きが見えない中、市民生活はどうなっているのでしょうか。ウクライナ南部、黒海の要衝オデッサから中継です。
私が今いるところはオデッサの中央にあるターミナル駅です。つい今しがたもリビュウから電車が到着しました。多くの方が行き来しているのですが、列車は特別に運行していて、行先のほとんどはポーランドやモルドバの国境の町です。
オデッサは第三の都市で、海上交通の要だったり、キエフまでのハイウェイがあるため、戦争が始まった当初、ロシア軍にかなり早い段階で攻め込まれると思われていたため、多くの人がすでに脱出しています。
今来ているの人たちはオデッサ在住ではなく、ロシア軍によって激しい攻撃にさらされているミコライウなど、東部の町から逃れてきた人がほとんどでした。
Q.厳しい状況の中、住民の方々は、どのような思いで避難されているのでしょうか?
特に印象的だったのは21歳の若い男性です。多くの男性が前線に行かなくてはならないという状況の中で、軍に行かなくてはならない圧力を感じるか聞いたところ、「自分たちには選択肢がある。でも要請があって、国から自分が必要とされているなら、自分は行くしかないだろう」と非常に複雑な胸の内を語ってくれました。
そして、中には逆にこのオデッサから逃れるのではなく、首都キエフから医療支援のため、オデッサ入りする人の姿もありました。彼にとってみれば、逆にキエフよりオデッサの方が陸も海も守られているから安心だと言っていました。
町全体が戦争の空気に包まれて、戦争の準備進んでいるように感じるのですが、皆それぞれが、現時点では自分の考えを持って、自分の行動を誰にも邪魔されることなく生活できているのだなと感じます。この先、戦況が悪化すればどうなるかはわかりません。
(17日17:58)
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