「子どもたち」と書かれた劇場を爆破 ロシア軍激化する市民への攻撃(2022年3月17日)
ウクライナ第2の都市ハリコフでロシア軍の標的になったのは市民が日々の肉や野菜を買うマーケットです。
子どもたちの通う学校も破壊されました。
保護者:「2人の娘は8A教室で学んでいた。あの建物の隣の1階だ。教室はもう無くなってしまった」
ロシア軍の包囲が続く南部マリウポリの劇場。外に書かれているのはロシア語で「子どもたち」という言葉。住民が避難しているのです。しかし・・・。
ウクライナ、クレバ外相のTwitter:「マリウポリでまた恐ろしい戦争犯罪が起きた。ロシア軍が何百人もの罪のない市民が避難していた劇場に激しい攻撃を加えた」
病院では、けが人が運び込まれる時も・・・。
病院にはまだ、産まれたばかりの赤ん坊もいます。
住民:「マリウポリを助けて。子どもと女性が殺され病院は満杯。何のためにここにいるの?虐殺されるため?」
ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「こんばんは、イワン。声が聞けてうれしいよ」
ゼレンスキー大統領が電話で話している相手は今月11日、ロシア側によって拉致されていた南部メリトポリの市長です。
ウクライナ大統領府の高官によりますと、市長を救出する特別作戦が成功したといいます。
救出された・フェドロフ市長:「見捨てないでくれてありがとう」
ゼレンスキー大統領:「友達は見捨てないよ」
ゼレンスキー大統領は状況を打破するため、各地の議会で演説をしています。
ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「真珠湾攻撃を思い出してほしい。1941年の12月7日の朝、攻撃してくる戦闘機で空が黒くなった時のことを。911を思い出してほしい。2001年のあのひどい日、街が戦場に変えられようとした時のことを。我が国は3週間、毎日毎晩、今この瞬間も同じことを経験している」「私は間もなく45歳になるが、100人以上の子どもたちの鼓動が止まった時、私の年齢も止まった」
改めて訴えたのはロシアの航空機やミサイルの飛行を防ぐ空域の設置、さらなる制裁や武器の供与です。
果たして出口は見出せるのでしょうか。
ロシアとの交渉にあたるウクライナのポドリャク大統領府顧問はアメリカ・メディアの取材に対して「ロシア側の態度は大きく軟化している」「ロシアは予定していた軍事資産を使い切った」などと話し、停戦は近いとの見方を示しました。
対するロシアも「実務的な様相を帯びてきた」として、協議が進展しているとしています。
ロシア、ラブロフ外相:「具体的な文言について、合意に近付いている」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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