米FRB 0.25%利上げ決定 ゼロ金利解除 インフレ抑制最優先
アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は、歴史的な物価高を抑制するためゼロ金利政策を解除することを決めました。
パウエル議長は、インフレの抑制に最優先で取り組む決意を示しました。
FRB パウエル議長
「米国経済はとても力強く、金融政策を引き締められる状態だ」
2年ぶりにゼロ金利を解除し、0.25%の利上げに踏み切ったFRB。異例の金融緩和から引き締めへと舵を切りました。最大の要因は歴史的な物価高で、じつに40年ぶりの高い伸びとなっています。
また、ロシアによるウクライナ侵攻の影響もあり、さらなる物価の上昇は避けられない見通しです。
これに対しFRBは今後、年内残り6回すべての会合で1回あたり0.25%の利上げを続けるとの予測も公表しました。
急激な利上げは景気を一気に冷え込ませるおそれもありますが、多少の景気減速には目をつぶってでもインフレを全力で抑え込む考えです。
(17日11:25)
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