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4回目の停戦協議 難航で翌日持ち越し・・・ゼレンスキー大統領 ロシア軍に“呼び掛け”(2022年3月16日)
停戦協議は難航しています。
■キエフ州全域 35時間“外出禁止令”
ウクライナ・キエフ市 クリチコ市長:「すべての市民へお願いです。自宅にいて下さい。空襲警報があれば、避難所に行って下さい。キエフは、ヨーロッパの自由と安全保障の象徴です。私たちは降伏しません」
ウクライナのキエフ州全域では、現地時間15日午後8時
(日本時間16日午前3時)から、35時間の外出禁止令が発令されました。
クリチコ市長は、「現在、複雑で危険な状態が続いている」と話しています。
15日、キエフでは、夜明け前からロシア軍の攻撃が始まりました
砲撃を受けた集合住宅は、激しい煙と炎に包まれ、少なくとも1人が死亡したということです。建物には、取り残された人がいて、決死の救助活動が行われました。
消防士:「ひどすぎる。多くの人が亡くなっている。子どもたちのことを考えると、一番悲しくて残念。人生これからなのに、こんなひどい目に遭うなんて」
■キエフで取材・・・戦場カメラマン死亡
また、フォックスニュースによると、14日にキエフに近いゴレンカで取材中だった、戦場カメラマンのピエール・ザクルゼフスキーさん(55)が死亡しました。
ザクルゼフスキーさんは、同僚と車で移動中に攻撃を受けたということです。同僚は、病院に運ばれて命を取りとめました。
■4回目の停戦協議 翌日持ち越し
そして、再開された4回目の停戦協議です。
ウクライナ側によると、「互いに違いはあるが、妥協の余地はある」として、翌日も引き続き協議するということです。
ゼレンスキー大統領は、ロシア軍に対して、次のように呼び掛けました。
ゼレンスキー大統領:「あなたたちに、ウクライナ国民から選択肢を与えたい。これは、生還するチャンスです。ウクライナ軍に降伏すれば、人間として扱われるように公平に扱う」
■ロシア軍 南部へルソン州全域制圧
こうしたなか、ロシア軍は15日、南部ヘルソン州全域を制圧したと発表しました。
事実であれば、侵攻開始後、ウクライナで州全域が制圧されるのは、初めてとなります。
ヘルソン州では、ロシアが一方的な住民投票で、新たな共和国を樹立しようとしている動きがあるとみられています。
■「戦争反対」女性職員 3万円罰金刑
一方、ロシアの国営テレビで放送中に、「戦争反対」を訴えた紙を掲げて拘束された女性職員に対し、モスクワの裁判所がおよそ3万円の罰金刑を言い渡したことが分かりました。
反戦メッセージを掲げたマリーナ・オフシャンニコワさん:「私の人生で、大変な時を経験しました。2日間、ほとんど眠ることができませんでした。14時間以上の尋問を受けました。私のコメントは、あした出します。今はただ、休みたいです」
ただし、今回の裁判は、女性が拘束後に関係者を通じて公開した動画についてのみ、裁かれたということで、今後さらに、別の罪に問われる可能性もあります。
(「グッド!モーニング」2022年3月16日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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