全国でクマ被害 兵庫県で初の「緊急銃猟」訓練 市街地でクマが倉庫に立ってこもった想定 豊岡市
全国的に相次ぐクマの出没や被害。兵庫県では、緊急時に市町村レベルの判断でクマの駆除が可能となる、「緊急銃猟」の初訓練が行われました。
雪が降ってもなお、出没が相次ぐクマ。画面の奥からは、こちらに向かって歩いてくる人が。クマに気付いた瞬間、背をむけ逃げていきます。
目撃情報が過去最多となった秋田県では、ついに市の中心部でもその姿をとらえるようになりました。着々と近づく、クマとの距離。
大阪府 北部農と緑の総合事務所・寺田和弘 所長
「大阪府の北摂地域におきましても、11月21日の時点で、昨年度の13件を大きく上回る22件の出没情報が寄せられています」
全国的なクマの出没を受け、大阪府でもクマの対策会議が開かれる中、兵庫県豊岡市ではきょう(21日)。
職員
「ただいまクマの目撃情報がありました。市役所北の防災倉庫に、先ほど1時ごろに目撃情報がありまして…」
兵庫県で初めてとなる「緊急銃猟」に向けた訓練が実施されました。
市内でのクマの目撃情報は、きょう(21日)までに132件が寄せられていて、実に兵庫県内の目撃情報の約3割を豊岡市が占めています。また5月には、畑で農作業中だった70代男性が襲われるなど人的被害も確認されています。
訓練は、市街地にクマが出没し、市役所の防災倉庫内に立てこもったという想定で行われました。
ドローンで、立てこもった想定のクマの様子を把握します。
警察や市の職員などが集まり、捕獲か駆除かについて議論されることに。
職員
「逃がすことは周りの状況を見たら不可能だと思います。その中でなんとかしないといけないと思います」
「もろもろ考えましたが、これは緊急銃猟案件だと思います」
銃を手に持つのは、豊岡市が11年前から雇用を開始したという、狩猟資格を持つ市の職員、いわゆる「ガバメントハンター」です。今後、緊急銃猟を行う場合、ガバメントハンターが対応することになるといいます。
緊急銃猟の条件や手順など、一つずつ順序を確認してー
「発砲!」
9月の法改正以降初めて、市街地で銃を使う訓練を行ったことについてはー。
豊岡市・門間雄司 市長
「会議室の中で訓練するだけでなく、実際にそれを運用することの大切さが、きょう市街地で銃を使うという重みを含めて、訓練で確認できたことは大変有意義だと思います」
クマとの距離が少しずつ近づいてる今こそ、関西でも「万が一の備え」が必要とされています。
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