石川・穴水町 唯一の特別養護老人ホーム 損傷大きく食堂で生活 体調崩し寝たきりに(2024年1月19日)

石川・穴水町 唯一の特別養護老人ホーム 損傷大きく食堂で生活 体調崩し寝たきりに(2024年1月19日)

石川・穴水町 唯一の特別養護老人ホーム 損傷大きく食堂で生活 体調崩し寝たきりに(2024年1月19日)

 能登半島地震で一時、停電や断水となり建物も一部使えなくなった石川県穴水町唯一の特別養護老人ホームでは、長引く被災後の生活で入居者にも影響が出始めています。

 約80人が入居する「能登穴水聖頌園」では、一部の入居者がいる建物が地震の影響で使用できなくなっています。

 そのため、入居者は食堂に移動して生活していて、なかには寝たきり状態になってしまった人やトイレを我慢して水分や食事をあまり取れなくなってしまった人もいるということです。

 19日もこの施設には専門的な訓練を受けた「DMAT(災害派遣医療チーム)」が訪れ、医療支援などを行いました。

DMAT 長崎医療センター 権志成医師
「入居者さんの数も多いので大変だと思うんですよね。そういったところに少しでも軽くできるような手助けができればいいかなと思って入らさせていただいています」

能登穴水聖頌園 殿田和博施設長
「水も来ましたし電気も来ましたし、温かいお湯も来ました。ちょっとずつ希望が見えてきてるかなと思っています。職員の体調というのがすごく気になるところです。でも、なんとかなんとか復興復旧は進めていきたいなと思っています」

 施設長の殿田さんは今後、スタッフを増やすなど環境を少しでも良くしたいとする一方で、建物の損傷が大きく、自力での復旧は難しい面もあり、サービスが継続できなくなる可能性もあると話しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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