「行方不明者必ず見つける」横浜の救助部隊 道なき道を徒歩で1時間…懸命の捜索活動【グッド!モーニング】(2024年1月19日)
能登半島の被災地では、前線の影響で雨が降る中、懸命の捜索活動が続いています。
■雨で…キャベツ畑は水浸し「生育が心配」
18日朝から雨が降り続いた石川県輪島市。住宅の前には、バケツなどがいくつも置かれています。
住民
「(Q.これは何に使っていますか?)茶碗洗い。せっけん水と雨水を使って、最後にきれいな水でゆすいで。あと、キッチンペーパーでふき取りしてます」
飲み水は給水所から提供されていますが、食器洗いやトイレなどに使う水が不足しているためです。ただ、この雨が歓迎されているわけではありません。
住民
「(Q.恵みの雨ですか?)いや、雨漏りひどいんですよ」
農作物にも影響が出ています。七尾市の畑では、排水管がずれて、水がたまりやすい状態になっています。
大森農園 大森幸太郎さん
「一番ひどい時は、キャベツすれすれまで水が来ているような状態だったので。今後ちょっと心配ですね、生育面で」
石川県では今も21人の安否が分かっていません。
雨の中、懸命に続く捜索活動に密着しました。
■横浜の救助部隊「行方不明者を必ず見つける」
18日午前5時半ごろ、辺りはまだ真っ暗ですが、これから捜索活動に入る消防隊員らが朝食をとっています。
被災地には全国各地から救助隊が入っています。その中には、横浜市消防局の精鋭「スーパーレンジャー」の姿もありました。
安否不明者が1人いるという連絡を受け、現場へ向かいます。
道なき道の連続。ロープを使って斜面を降りなければならない場所もあります。
およそ1時間かけて到着したのは、輪島市の山間部。地震によって山が崩れ、深さ4メートルから5メートルの土砂が流れ込んでいます。
この場所には元々、一軒家があり、安否不明者がいるとみられています。
山がまるごと崩れたため、倒木を切断しながらの作業。重機が使えなず、土砂はスコップでかき出すしかありません。冷たい雨で土砂はぬかるみ、捜索活動は難航を極めています。
18日は、安否不明者の発見には至りませんでした。
横浜市消防局 特別高度救助部隊 西川健隊長
「行方不明者がまだいますので、必ず見つけるというところで、強い気持ちで活動していきたい」
(「グッド!モーニング」2024年1月19日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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