沖縄ルカン礁でダイバー7人一時不明漂流男性ブイ外れた特殊な環境指摘ももっと知りたい(2023年6月20日)

沖縄ルカン礁でダイバー7人一時不明漂流男性ブイ外れた特殊な環境指摘ももっと知りたい(2023年6月20日)

沖縄ルカン礁でダイバー7人一時不明 漂流男性「ブイ外れた」 “特殊な環境”指摘も【もっと知りたい!】(2023年6月20日)

 沖縄でダイビングをしていた男女7人が行方不明になり、その後全員、海上保安庁のヘリコプターで救助されました。7人は上級者向けと言われる「ドリフトダイビング」をしていました。

■5人の客と2人のインストラクターを救助

 海面から顔を出しながら、はぐれないように固まって浮くグループ。マスクやフィンなど、ダイビングに必要な装備を付けているのが分かります。

 白波が立つなか、海上保安庁のヘリコプターによる懸命の救助活動が行われました。

 19日正午前、第11管区海上保安本部に入った1本の通報。

 通報:「ルカン礁の北側で、ダイビング中の男女7人が行方不明となった」

 5人の客と2人のインストラクター、合わせて7人の行方が分からなくなりました。その後、海上保安庁は巡視船や航空機で現場を捜索。7人全員を発見、救助しました。

■船を移動させ潜る「ドリフトダイビング」

 今回、現場となったのが、沖縄県糸満市の西の沖に位置する、ルカン礁。人気のスポットですが、潮の流れが速いため、上級者向けとして知られています。

 ルカン礁に詳しいダイビング関係者:「ルカン(礁)に関して言えば、特殊な環境なので、潜り慣れている人じゃないと連れて行かない」

 通報時、7人はルカン礁の北側640メートルにいたとみられますが、実際に救助されたのは、ルカン礁から6、7キロほど離れた場所で、救助を待つ間にもかなり流されていたことが分かります。

 7人は「ドリフトダイビング」を行っていました。

 一般的なダイビングは船を停めて、そこへ戻ることが多いのに対し、「ドリフトダイビング」は潮の流れに乗って、船を移動させながら潜ります。

■漂流した男性恐怖「ブイ外れた」

 現場を知るダイビング関係者は、次のように話します。

 ルカン礁に詳しいダイビング関係者:「南西の風がものすごく強くて、この風だとダイビングは、はっきり言って無理です。ルカン礁なんて、逃げ場がない所なので。なんで、この状況で行くのかなというのが正直な感想です」

 今回遭難しかけた7人のうち1人である、ダイビングショップの代表は、次のように話します。

 ダイビングショップの代表:「ブイを持って泳ぐのですけど、ブイが何らかの原因で外れてしまって。ちょっと今、原因が分からないので、とれたのか、切れたのか。とれるような結び方はしてなかった」

 海上保安庁は、事故が起きた時の状況を聞くなどして、詳しい原因を調べることにしています。

(「グッド!モーニング」2023年6月20日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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