景色が一変!今シーズン一番“警報級”の大雪【スーパーJチャンネル】(2024年1月15日)

景色が一変!今シーズン一番“警報級”の大雪【スーパーJチャンネル】(2024年1月15日)

景色が一変!今シーズン一番“警報級”の大雪【スーパーJチャンネル】(2024年1月15日)

 日本海側では今シーズン一番の「警報級の大雪」となっています。積雪が2メートルを超える北海道留萌市では店舗の半分以上が雪で埋まるなど、街の景色が一変しています。

■「防寒具 買えない」支援情報届かず

 午前中は日の光が差していましたが、午後になると一変。先も見通せないほどの雪です。最大震度7を観測した地震の発生から2週間。今シーズン最強クラスの寒気が被災地にも流れ込みました。

 人々が求めるのは寒さをしのぐための衣服です。

物資を求めに来た人
「防寒具も買えない状況なので見に来た。なかなか欲しいものが手に入らない状況。配給や支援物資が来ているが、いつどこであるかが分からない」

 情報を得るのが困難な状況は続いています。

物資を求めに来た人
「物資があるという情報が停電の人だとテレビも見られない。お年寄りだとスマホで情報を得ることもできない」
「先が見えなくて、すごく不安」

 能登半島のほぼ中央部に位置する石川県志賀町。畑に立つ農業用ハウスでは、地域の住民が身を寄せ合って避難していました。

避難している女性
「あっちの家にいると寒い。水も出ない、布団もない。皆とここで集まって良かった」
「(Q.疲れることは?)ちょっとある。皆さん疲れている」

 能登地方でも16日にかけて積雪が予想されています。雪の重みによる新たな家屋の倒壊や雪崩が発生する恐れもあります。

■「言葉も出ない」留萌で猛吹雪

 北海道でも日本海に面した留萌市では吹雪となり、絶え間なく続く雪かきに息が上がります。

 5日からほぼ毎日降った雪は優に人の背丈を超えました。もちろん街の風景は一変しました。片側2車線あった道路はほぼ1車線ずつしか見えなくなり、除雪された雪の高さで店舗のショーウィンドーはすっかり埋まっています。

 気象庁によりますと、留萌市の最深積雪は2メートル20センチを超えて今シーズン最大で、青森県の酸ケ湯に続いて全国2位となっています。また、最大瞬間風速は26メートルを超えました。

 沿岸部特有の吹き付ける雪が家の壁や窓にびっしりと張り付き、雪かき用のスコップで削り落とします。

住民
「風で全部くっ付いちゃって雪が」
「(Q.くっ付いている量も多い?)そうですね。ここは雪が
たまりやすい場所なので」

■「前見えなくて」車が“立ち往生”

 雪が高く積もったうえ、激しい吹雪で「ホワイトアウト」となり、視界はあまり利きません。運転するのも一苦労です。

運転手
「ライトつけて、いつでも止まれるようなスピードで運転しています。市内バスも運休になっていますしね」

 取材スタッフも加わって3人で道路に戻そうとしますが、踏ん張りが利かないためか動きません。

運転手
「前が見えなくて、(雪壁に)寄っていたのが分からなかった。左側(の道路)を走っていたつもりなんですけど」

 この後、車はショベルカーによって引き出され、運転手は旭川方面に向かいました。留萌市を襲った雪や風は16日にかけても警戒が必要です。

■大雪で道の駅 直売所“ガラガラ”

 一方、新潟県妙高市では15日、一気に雪が積もりました。午前4時に61センチだった積雪は、午前7時には14センチも積もって75センチに。その後も積もり続け、午後4時には94センチにまでなったのです。

 道の駅では15日に2回目の除雪作業に追われていました。

道の駅あらい 保坂桂子さん
「いやーびっくりです、びっくりです。きょうは私は6時半に来ているので、その前に除雪きれいにしてくれたんですよ。ところが、それからまたこれくらい降っているの」

 いつもなら野菜の直売所に生産者が野菜を持ってくるのですが…。

道の駅あらい 保坂桂子さん
「ずーっと車並べて駐車して下さっている」
「(Q.きょうはいないですね?)はい、1人も」

 野菜を持って来た生産者がいました。

納品に来た生産者
「(Q.雪がすごいが、それを持ってきた理由は?)お客さんに迷惑掛かったらいけないかなって思いまして」

 ただ、この雪で客も少ないそうです。

納品に来た生産者
「いつもなら忙しくはけるんですが、きょうはお客さんもね…」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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