第170回直木賞に河崎秋子さん「ともぐい」万城目学さん「八月の御所グラウンド」(2024年1月17日)

第170回直木賞に河崎秋子さん「ともぐい」万城目学さん「八月の御所グラウンド」(2024年1月17日)

第170回直木賞に河崎秋子さん「ともぐい」万城目学さん「八月の御所グラウンド」(2024年1月17日)

 第170回直木賞が発表され、河崎秋子さんの「ともぐい」と万城目学さんの「八月の御所グラウンド」の2作品が選ばれました。

 河崎秋子さんの「ともぐい」は明治後期の北海道で、熊を狩猟しながら山の中で孤独に生きている男が主人公です。男が山で出会う人々や狩りの場面を通し、人と獣との命のやり取りが生々しく描かれています。

 作者の河崎さんは北海道生まれの44歳です。河崎さんは酪農を営む実家で羊飼いをしながら執筆活動を始めました。2019年からは執筆活動に専念しています。直木賞は2回目のノミネートでの受賞となりました。

 もう1人の受賞者・万城目学さんの「八月の御所グラウンド」は、全国高校駅伝にピンチランナーとして挑む方向感覚の悪い女子高校生の話と借金のカタに謎の草野球大会に参加する大学生の物語の2篇が収録されています。京都を舞台に爽やかな青春がユーモアたっぷりに描かれています。

 作者の万城目さんは大阪市出身の47歳です。万城目さんは実写映画化などもされた「鴨川ホルモー」で2006年に作家デビューしました。直木賞は6回目のノミネートでの受賞となりました。
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