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能登半島地震 過酷な避難生活続く被災地 二次避難などめぐり支援の輪が広がる【サンデーLIVE!!】(2024年1月14日)
◆「ソーラーハウス」で日常生活を…企業の思い
ANN取材団 吉丸広人記者
「こちらの建物の屋根には、ソーラーパネルが設置されています」
6日から能登町役場に設置されているのが、2棟の「ソーラーハウス」です。住民の方々に24時間、開放しています。
能登町役場内浦支所 高戸直美主幹
「どこにも(携帯電話を)充電する場所がない時に、非常に喜ばれていました」
東日本大震災をきっかけに開発したという「ソーラーハウス」。本店が名古屋市にある会社です。
メ~テレ 小松崎花菜アナウンサー
「中、暖かいですね」
株式会社ダイワテック 営業企画部 前中稔章参与
「エアコンがついてますからね」
室内はエアコンが設置されているほか、ネット環境も配備。給水タンクが搭載され、洗面台やトイレも利用できます。
雨の日でも発電ができ、最大3日分の電力を蓄えることができます
株式会社ダイワテック 営業企画部 前中稔章参与
「家族と連絡が取れない方や寒さで凍えている方に、このハウスを届けたい」
◆奈良市で「二次避難」受け入れ 避難者は葛藤
そして今急がれているのが、インフラの整った安全な場所に移る「二次避難」です。
ABCテレビ 鷲尾千尋アナウンサー
「石川県から遠く離れた奈良市では、被災者の受け入れが始まっています」
奈良市では住宅が倒壊するなどした人に、市内のホテルや旅館を最長1カ月間、無償提供しています。
この制度を利用して輪島市から避難してきた、男性に話を聞くことができました。
石川・輪島市から避難した男性
「(自宅周辺は)地盤が緩いということで、亀裂が入って、今にも地滑りを起こしそうな不安があったもんですから。いち早く(地元を離れる)判断ができた」
一方で、地元に対しては、複雑な感情が今も残ると言います。
石川・輪島市から避難した男性
「向こうの冬って結構厳しいんですよ。それを思うと、(自分は)お風呂も入れて、食事もちゃんとできて、温かいもの食べれてという、本当に感謝しかないんで。“申し訳ないな”っていう気持ちがあります」
そんな2つの感情を抱えながら、遠く離れた地で避難生活を送る男性の支えとなっているのが…。
石川・輪島市から避難した男性
「こんなんして(車で)移動してきました」
一時は行方が分からなくなってしまった「愛犬」。その後、奇跡的に再会することができたそうです。
石川・輪島市から避難した男性
「(Q.この子が見つかったって知った時はどうでした?)いや、うれしかったですよ、寒かったからね」
「(Q.どんな存在ですか?)いやもう、なしではいられない」
◆ホームステイで避難者受け入れも…
一方、支援の輪は民間にも広がっています。
神戸市北区に住む林さん一家は、今回、被災者を無償(※1カ月間。2カ月目以降要相談)で受け入れるホストファミリーになることを決めました。
ホストファミリー 林一平さん
「寄付とか義援金の話聞くんですが、どこか遠いような感じがしていて。でも力になりたいというのがあって」
林さん自身も阪神淡路大震災で被災。その経験も今回の決断の理由の一つでした。
ホストファミリー 林一平さん
「ここはコワーキングスペースとして開放していまして、ここで仕事とかできるようなスペースに。こっちの部屋が泊まっていただく部屋にしようと思っている」
「(Q.こちらのお部屋も広いですね)暖房もありますし、基本的にはここでゆったりしてもらえたらなと思います」
被災者と受け入れる家族や地域との交流を通じて、少しでも日常を取り戻してほしいと林さんは話します。
ホストファミリー 林一平さん
「“そのまま”で来てほしいなという感覚はあります。『悲しい』という気持ちも押し殺さなくていいと思いますし、そこも含めて寄り添えることがあればなと思っているので。
ここで少しでも日常に近付けるお手伝いができたらなと思っています」
(サンデーLIVE!! 2024年1月14日OA)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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