米国防長官がん手術&入院 バイデン大統領知らされず波紋 トランプ氏「解雇すべき」【グッド!モーニング】(2024年1月11日)
アメリカのバイデン大統領が、側近の国防長官の入院を本人から知らされておらず、影響が広がっています。あの人も“かみつき”ました。
■大統領“更迭しない”考えも…批判相次ぐ
米国家安全保障会議 カービー戦略広報調整官
「ホワイトハウスの中で、オースティン国防長官が前立腺がんであることを知っている者は、けさまで誰もいませんでした」
アメリカ国防総省はオースティン国防長官が先月、前立腺がんの手術を受け、今月1日に手術による合併症で再び入院したことを明らかにしました。
バイデン大統領が入院を把握したのは4日で、前立腺がんのことや手術をしたことは9日まで知らされていませんでした。
カービー戦略広報調整官
「(Q.大統領は任期満了までオースティン氏の起用を続ける考えか?)イエス」
バイデン大統領はオースティン氏を更迭する考えはないということですが、国防総省トップの極秘の入院を政権中枢も把握していなかったことに、議会やメディアからは批判が相次いでいます。
さらに、因縁のこの人からも批判されました。
トランプ前大統領
「オースティン氏は解雇されるべきだ」
■トランプ氏 批判続ける背景に「焦り」?
オースティン国防長官が入院していたこともがんの手術を受けていたことも知らされていなかったバイデン大統領。
11月の大統領選挙でバイデン大統領と対決する可能性があるトランプ前大統領は自身のSNSで早速、批判しました。
トランプ前大統領のSNSから
「上司である“いかさまバイデン”を含め、誰もオースティン氏の所在を把握していなかった。職業上の不適切な行為と職務怠慢を理由に、オースティン氏は解雇されるべきだ」
トランプ氏がこうした批判を続ける背景には、共和党内で候補者指名を争うヘイリー元国連大使の人気が急速に高まっていることによる「焦り」もありそうです。
■出廷は「政治的迫害の被害者」印象付け?
9日には、ワシントンの連邦高等裁判所に出廷しました。
トランプ前大統領
「大統領には免責特権が必要だ。そして、私は何も悪いことはしていない。私たちは何も悪くない」
トランプ氏は2020年の大統領選の結果を覆すために、手続きを妨害したなどの罪に問われています。
出廷する義務はありませんが、あえて法廷に姿を見せることで「政治的迫害の被害者」だと印象付け、大統領選に向けた支持を固める狙いがあるとみられます。
裁判に先立ちSNSに投稿した動画では、こうまくしたてました。
トランプ前大統領
「いかさまバイデンはアメリカ史上最悪で、最も腐敗した大統領だ。バイデンこそ起訴されるべきなのに免責されている。なのにトランプは免責されないというのか?」
共和党は15日に候補指名争いの初戦となるアイオワ州の党員集会を開きます。
(「グッド!モーニング」2024年1月11日放送分より)
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