石川県の死者168人に 約3万人が避難生活 能登半島地震から1週間|TBS NEWS DIG

石川県の死者168人に 約3万人が避難生活 能登半島地震から1週間|TBS NEWS DIG

石川県の死者168人に 約3万人が避難生活 能登半島地震から1週間|TBS NEWS DIG

石川県などによりますと能登半島地震による県内の死者は8日午後2時現在で168人確認されました。安否がわからない人は323人となっています。

記者
「避難所となっている輪島中学校です。こちらでは、自衛隊によるお風呂の設置準備が進んでいましたが、昨夜からの大雪で、テントが潰れてしまっています」

石川県は各地で大雪となり、午前10時には珠洲市で13センチ、輪島市で9センチの積雪を観測。臨時の入浴施設が崩れるなど、避難所での支援活動に大きな影響が出ました。

そんななか、避難所の子どもたちのために金沢市などの「子ども食堂」が炊き出しを行いました。

「ラーメン!めちゃおいしそう。こういう状況のときに雪が降るのはちょっと…。こういう状況だと外に行くのもみんなで行かないといけないし、ちょっとの雪でも嫌」

子ども食堂のスタッフ
「なんとか輪島のほうで温かいものを食べさせてもらえないかと、炊き出しの依頼を受けて来た。本当につらい思いをしていると思うので、たった1食だが、『あしたまた頑張ろう』とか、『きょうもまた頑張ろう』とか思ってもらえれば」

石川県内ではおよそ3万人が避難生活を強いられています。

地震では、大きな津波が能登半島の沿岸部一帯を襲いました。津波は家屋を押し流しただけでなく、住民の生活を支える漁業にも壊滅的な被害をもたらしました。石川県は「津波被害の把握まで手が回っていない」としています。

記者
「こちら、珠洲市の飯田港では、船が流されるなどして、ほとんどが使えなくなってしまいました」

珠洲市の漁港では、発生から1週間たったいまも津波の爪痕が手つかずのまま残り、漁を再開できるめどはたっていません。ここで長年、カニ漁をしてきた田喜知潔さんは、絶望のなか、何とか前を向こうとしています。

田喜知潔さん
「どうなるかなと思って心配している。何とかなるだろうと思ってはいるが…。何とかしなければいけない。落ち込んでばかりもいられない。やるしかない」

一方、きょうは成人の日。金沢市の会場では式典が行われ、冒頭、地震による犠牲者に黙とうが捧げられました。

「私たちも復旧に向けて、微力ではありますが、協力していきたいと思います」

石川県内では、輪島市や珠洲市など12の自治体で、きのう7日に式典が予定されていましたが、地震の影響で中止されています。

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