「ウクライナ大統領の暗殺計画少なくとも3回」英タイムズ紙
イギリスの大手紙は、ロシアによる軍事侵攻を受けているウクライナのゼレンスキー大統領に対し3回暗殺が仕掛けられ、いずれも阻止されていたと伝えました。
イギリスのタイムズ紙は4日、ウクライナ当局者の話として、ゼレンスキー大統領が過去1週間の間に少なくとも3回、暗殺を仕掛けられ、全て阻止されたと報じました。
暗殺を実行しようとしたのは、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の傭兵部隊などだったということです。「ワグネル」は、シリアなどの紛争地で拷問や処刑など残虐行為に加担したうえ、ロシア政府の代わりに秘密裏の活動を行っているとして、EU=ヨーロッパ連合から制裁措置を受けている民間軍事会社です。今回の暗殺計画阻止の際には死者が出たということですが、詳細は明らかにされていません。
タイムズ紙によりますと、ロシアの情報機関・FSB=ロシア連邦保安庁の内部にいる関係者が今回のウクライナ侵攻について否定的な立場をとっていて、この人物からウクライナ側に暗殺計画の情報がもたらされたということです。
(06日00:16)
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