議員側“初”の強制捜査…本人は“雲隠れ”安倍派・池田議員キックバック4000万円か【報道ステーション】(2023年12月27日)
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐり、東京地検特捜部は27日、安倍派の池田佳隆衆議院議員(57)の事務所など関係先を家宅捜索しました。国会議員側に強制捜査が入るのは初めてです。
安倍派から約4000万円のキックバックを受け、政治資金収支報告書に記載していなかったという疑い。さらに、池田議員へのキックバックの金額の多さは、派閥内でもトップ級です。なぜ、それほど大量のパーティー券を売り捌くことができたのでしょうか。
初当選を果たしたのは2012年。萩生田前政調会長を“兄貴”と呼んで慕い、文科副大臣を務めるなど文教族として歩んできました。支持者への取材によると、池田議員の“集金力”は政界進出前、『日本青年会議所』の会頭を務めた際に築かれたものだといいます。そこで各地の若手経営者に人脈を広げたことが、のちの“パーティー券販売”につながっているとみられます。当時、国会に呼ばれた際には、こんな持論も語っていました。
日本青年会議所 池田佳隆会頭(当時):「どんな手段であろうと、金を稼いだ者が称賛される。そんな拝金主義の価値観が、肯定されてきているように思われてなりません。道徳心あふれた市民あふれる日本国を一日も早く作らねばならない」
道徳心を訴えていた池田議員。疑惑が報じられて以降“雲隠れ”が続いています。2週間前に電話で話したという議員は…。
自民党愛知県連会長 丹羽秀樹衆院議員:「本人は出てきたいけれども、いま体調不良で。点滴も打ちながら、声も随分枯らしている感じだった」
長年、池田議員を支えてきたという地元市議からは怒りの声が…。
地元市議:「逃げずに対応しろ。雲隠れというものが言語道断。政治家として、ちゃんと説明せよ」
地元・名古屋の有権者は…。
自営業(50代):「皆さん、あきれ返っている」
会社員(30代):「税金を払っている身としては、しっかりしてほしい。恥ずかしいですね」
とうとう、議員側にも及んだ強制捜査に、自民党内では動揺が広がっています。
自民党閣僚経験者:「ついに来たね。名前が挙がっているような人の所には、次々行くということだろう」
立憲民主党 泉代表:「年末に議員会館の中に捜査が入る異常事態であると。自浄作用がない自民党であれば、皆で政権を代えるという機運を高めていきたい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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