記録的猛暑日続く今年の夏は「異常気象」 専門家が指摘(2023年8月28日)
猛暑日が東京都心で過去最も多い21回を記録するなど全国的に記録的な暑さとなった今年の夏について専門家らが会合を開き、「異常気象」だと指摘しました。
異常気象分析検討会会長 中村尚東大教授:「(今夏の暑さは)夏全体を見ても『異常』であった。特に北日本の高温は、やはり特筆すべき記録的なもので『異常』と言って差し支えないと思う」
今年は最高気温が35度以上の猛暑日が27日までに東京都心では21日、札幌市では3日と過去最も多くなっています。
会合を開いた専門家が「異常」と述べたこの暑さの原因には、偏西風の蛇行に加えて海水温が北海道や東北地方を中心に記録的に高かったこと、さらにフィリピン付近の海水温が平年より高くなったことで日本付近の上空の高気圧の張り出しが維持されたことなどが挙げられました。
また、6月から7月中旬にかけて全国的に相次いだ災害級の大雨も含め、地球温暖化が進んだことで暑さや雨の度合いが底上げされた可能性を指摘しました。
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