年末年始、もし発熱したらどうする?猛威をふるう感染症 帰省・旅行中の対策は【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

年末年始、もし発熱したらどうする?猛威をふるう感染症 帰省・旅行中の対策は【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

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東京都では溶連菌が初の流行警報となりましたが、病院が休診に入るところもある年末年始。どのように気を付ければよいのでしょうか。

■溶連菌などの感染症流行で発熱患者急増

日比麻音子キャスター:
現在、感染症が流行しています。

▼溶連菌感染症(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎)
感染症法が施行した1999年以来、12月21日に初警報

▼咽頭結膜熱
2023年10月以降 警報レベル継続中

▼季節性インフルエンザ
2023年9月以降 注意報レベル継続中

▼感染性胃腸炎
12月11日~17日の患者報告数(一医療機関当たり)3週連続増加中

初めての警報や警報・注意報レベルが継続しているということです。

いとう王子神谷内科外科クリニック 伊藤博道 院長:
やはりインフルエンザの患者も増えていますが、溶連菌感染症の伸び率が大きいです。それから、コロナも増えてきています。咽頭結膜熱もまだ多く、4種類、5種類の感染症が同時に流行している状況です。

■病院が開かない年末年始 感染した時の備えを

日比キャスター:
これから年末年始を迎えるということで、なかなか病院もやっていないというケースも多いと思いますが、どうしたらよいでしょうか?

▼新型コロナ相談センター(東京)
発熱などの問い合わせに24時間対応(0120‐670‐440)

▼医療機関・薬局案内サービス(東京)
対応可能な当番医を検索することが可能

▼子ども医療電話相談(全国)
小児科の医師や看護師が電話でアドバイス(#8000)

ぜひ参考にしてみてください。

そして、帰省や旅行を控えているという方も多いと思います。東京歯科大学市川総合病院の寺嶋毅先生に“必要な備え”について伺いました。

・新型コロナとインフルエンザの抗原検査キットを持ち歩く
・せき止めや解熱剤の用意
・初めての病院にかかることもあるかもしれないのでお薬手帳の用意
・事前に旅先で受診できる病院を調べておく
・未接種の場合、インフルエンザのワクチンを打っておく

インフルエンザのワクチンは打っていない方が比較的多いとのことですが、今からでも遅くないですし、まだ打てるところもあります。

そして、「人と接する機会が多くなりますので、人と話す時はマスク着用を推奨します」とのことです。

ホラン千秋キャスター:
事前にワクチンを接種するなどありましたが、年末年始に入る前に他に備えられることはありますか。

伊藤博道院長:
備えという意味では、人混みに入るときにはマスクをすぐ着用できるように用意をし、解熱剤やせき止めなどの薬は飲み慣れたものを確保しておくといいですね。

また、市販の薬で2、3日持ちこたえられるかどうかで風邪なのか、それともコロナやインフルエンザ、溶連菌といった名前の付く少し重めの感染症なのか、見分けがつくと思います。こうした準備が必要だと思います。

■感染しないための対策も必要

ホランキャスター:
以前、薬の中には不足しているものもあるという報道がありましたが、現在そうした薬の流通はしっかりと確保できている状況でしょうか?

伊藤博道院長:
ある程度製造が追いついてきている薬もあります。ですが、年末年始に向けて発注しておいた子ども向けの粉薬が、3週間経った現在でもほとんど入っておらず、不安もあります。やはり不足しているように感じています。

ホランキャスター:
薬が手に入らない可能性を考えると、いかに一人ひとりが感染しないように気をつけられるかが大事になってきますね。

日比キャスター:
家族で移動される方も多いと思いますので、できる限り気をつけましょう。

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