今季初の「顕著な大雪情報」 “立ち往生”起きる2つの条件【スーパーJチャンネル】(2023年12月22日)

今季初の「顕著な大雪情報」 “立ち往生”起きる2つの条件【スーパーJチャンネル】(2023年12月22日)

今季初の「顕著な大雪情報」 “立ち往生”起きる2つの条件【スーパーJチャンネル】(2023年12月22日)

 「強烈寒波」の影響で、北海道岩見沢では観測史上一番の大雪となりました。

■今季初の「顕著な大雪情報」

 新潟県内を走る北陸自動車道。降り続く雪で道路は覆われ、視界は真っ白です。見通しが利かない大雪の時に警戒が高まるのが車の立ち往生です。

 22日朝、取材班が移動中、渋滞が。追突事故のようです。専門家は、大雪による事故などがきっかけで起こる車の立ち往生に警鐘を鳴らしています。

新潟大学 災害・復興科学研究所 河島克久教授
「最近、大雪の時の立ち往生が毎冬のように目に付く。どこでも起こりうると思った方が良い」

 新潟大学の河島克久教授によりますと、立ち往生が起きるのは雪国だけとは限りません。40の都道府県にわたっていて、雪が多い日本海側だけでなく、太平洋側でも起きていることが分かります。

■“立ち往生”起きやすい条件明らかに

 さらに、この数年で雪による立ち往生は急増しています。都市部を走る高速道路でもたびたび発生。立ち往生が起きやすい気象条件が2つあるといいます。

河島教授
「大規模な立ち往生が発生した事例、その時の気象データを分析した結果、発生からさかのぼって24時間の累積降雪量が少なくとも40センチ以上」

 非常に危険なのは24時間の降雪量が40センチ以上、さらに24時間の平均気温が1℃を下回る時だといいます。

 22日、非常に危険な気象条件を満たしていたのは北海道岩見沢市です。岩見沢市の24時間の降雪量は観測史上1位の73センチ。さらに、気温は5日連続で氷点下が続いています。

河島教授
「我々が調べたデータでは立ち往生したケースの84%で大型車が発端。スタックを回避できずにどんどん後ろにたまってしまう」

■“立ち往生”回避する対策は?

 実験では大型車でなくとも、わずか数センチのくぼみで抜け出せなくなるケースも確認されています。立ち往生を回避するための対策は…。

河島教授
「事前に気象情報をきちんとチェックする。雪が降り始めたら道路情報をチェックする。一番安全な選択をする。出掛けるのをやめる判断も含めて、迂回(うかい)して安全な道路を通る判断もある」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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