追突事故で「列車が2つに!」 “極寒車内”に乗客が取り残される【スーパーJチャンネル】(2023年12月15日)
中国で発生した列車の追突事故です。車両の連結部分が外れ、極寒の車内に多くの乗客が取り残される事態となりました。
■追突事故で「列車が2つに!」
突然、目の前にあった車両が離れて戸惑う乗客たち。事故は14日午後6時57分、北京市内の地下鉄の地上部分で発生。停車中の列車に後続の列車が追突。連結部分が破損したのです。車両は倒れたりはせず、そのまま止まりました。最悪の事態は免れたものの乗客たちにさらなる苦難が襲います。
■「助けこない」ガラス割り脱出
閉じ込められた乗客たち。停電になって電気も暖房もストップ。帰宅ラッシュで車両はほぼ満員状態。この日、北京市内は最低気温マイナス5℃。凍てつく寒さが車内を襲います。「助けも来ない」「アナウンスもない」。狭い車両は換気もされず息苦しくなり、窓ガラスを割り外へ出たのです。雪のなか、線路の上を歩く乗客たち。追突された列車は雪の影響で止まっていたとみられます。
現在、中国では北極からの冷たい空気が流れ込み、北部のほとんどが氷点下になったのです。
■北極の冷たい空気“ほとんど氷点下”
その北極で今、異変が…。
アメリカの気象機関によりますと、今年の夏は観測史上、最も暑かったことが判明。他の地域に比べ4倍のスピードで温暖化が加速していくと推測。
気象専門家は北極の温暖化が進むと偏西風の流れに変化をもたらし、北極の冷たい空気が想定外の場所へ流れ込む危険性を警告。寒波の影響で中国各地で事故が多発。氷点下のエリアは今後さらに拡大する恐れがあると、現地メディアは伝えています。 (C) CABLE NEWS NETWORK 2023
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