運転士いない路面電車が動き出す ドアも開いたまま交差点に進入(2023年12月13日)

運転士いない路面電車が動き出す ドアも開いたまま交差点に進入(2023年12月13日)

運転士いない路面電車が動き出す ドアも開いたまま交差点に進入(2023年12月13日)

 12日午前6時すぎの札幌市。青信号を確認して交差点へ。すると右側から路面電車が。よく見ると出入り口が開いたままです。すると電車に飛び乗る男性が…。この電車の運転士です。なんと運転士のいない状態で電車が動き出し、交差点に進入したのです。この30秒後に電車は止まりました。約30人の乗客にけがはありませんでした。運転士は停留場にある電話で業務連絡中だったということです。

 運転士のいない電車がなぜ動いたのか。その原因はブレーキでした。今回の電車は運転席の左側が速度を操作するハンドル。右側がブレーキを操作するハンドルです。車内の記録映像では運転士が移動する際、ブレーキハンドルに当たり、ブレーキが緩んだ可能性があるということです。

 鉄道ジャーナリスト 梅原淳氏:「路面電車なので道路上の他の交通や歩行者をはねてしまったりとか、事故を引き起こす可能性あった。大変、危険。すぐに止まったのは不幸中の幸い。客が乗ってる営業中なので慌てる。これがミスが起きる大きな要因。客の命、預かるプロなので、そこは弁解の余地はない」

 国土交通省は重大なインシデントに認定。13日に調査官を派遣し、詳しい原因を調べています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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