ホタテ10万食 無償で学校給食へ 中国に輸出できず約250トンの在庫 北海道・森町【知っておきたい!】(2023年9月26日)

ホタテ10万食 無償で学校給食へ 中国に輸出できず約250トンの在庫 北海道・森町【知っておきたい!】(2023年9月26日)

ホタテ10万食 無償で学校給食へ 中国に輸出できず約250トンの在庫 北海道・森町【知っておきたい!】(2023年9月26日)

 北海道・森町の水産加工会社で積まれているのは、すべてホタテだということですが、中国に輸出できない影響で通常の5倍程の量が残されています。

 水産加工会社「カネキチ澤田水産」は、噴火湾やオホーツク海でとれたホタテの加工品を中国に輸出し、年間およそ35億円の売り上げがありました。

 しかし、中国が日本産の水産物の輸入を停止しているため、倉庫にはおよそ250トンの在庫が積み上がっています。

 カネキチ澤田水産 木村一輝さん:「在庫がどんどんたまっているような状況です。来月には倉庫がパンパンになってしまう」

 こうした事態を受け森町では、余っているホタテおよそ10万食分を買い取り、全国の小中学校の給食で食べてもらうために無償で提供する方針を固めました。

 北海道・森町 岡嶋康輔町長:「加工業者、一次産業者のこれからどうなるのかなという不安を少しでも払拭してあげたい」

 森町は政府が設けた風評被害対策に関する基金を活用する一方、来月の臨時議会に財源を盛り込んだ補正予算案を提出する方針です。

(「グッド!モーニング」2023年9月26日放送分より)
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