「子どもたちにもう1人保育士を!」保護者の98%が保育士不足に不安(2023年12月12日)

「子どもたちにもう1人保育士を!」保護者の98%が保育士不足に不安(2023年12月12日)

「子どもたちにもう1人保育士を!」保護者の98%が保育士不足に不安(2023年12月12日)

 全国の保育士や保護者らで作る団体が行った調査で、保護者の9割以上が「保育士が不足している」と現状に不安を感じていることが分かりました。

 政府による少子化対策や子ども・子育て政策が議論されるなか、「子どもたちにもう1人保育士を!全国実行委員会」は、全国の保護者を対象に保育施設の職員不足などについてアンケート調査をしました。

 その結果、99.7%が「保育士の配置基準が不足している」と回答し、98%が「不安を感じる」と答えました。

 現在、国が定める基準では保育士1人が受け持つ子どもの人数は1歳児で6人、4~5歳児で30人などとなっています。

 委員会はこの基準に対し「保育士不足が不適切な保育につながりかねない」としています。

 また、実行委員会は「災害時などでも子どもたちの安全の確保に不安がある」として、こども家庭庁にすべての保育年齢で保育士の配置基準の改善を求める提言を出す予定です。

 政府が11日に公表した「こども未来戦略」案では、来年度から保育士1人が受け持つ4~5歳児の人数を25人に、2025年度以降は1歳児についても6人から5人に改善する方針を示しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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