攻撃対象が都市や民間人に?“侵略”開始から1週間(2022年3月3日)

攻撃対象が都市や民間人に?“侵略”開始から1週間(2022年3月3日)

攻撃対象が都市や民間人に?“侵略”開始から1週間(2022年3月3日)

ロシアがウクライナへの侵攻を開始して1週間。

これまでに犠牲者が、どれほどになっているのか、正確な数字はわっていません。さまざまな機関が発表しているのは、ウクライナ側の死者は民間人が227人、兵士の死亡者数は不明というものです。また、ロシア側は、ロシア国防省の発表は死亡498人ですが、ゼレンスキー大統領は9000人近くとしています。

間もなくウクライナとロシアの間では、2度目の停戦協議が始まりますが、ロシアが手を引かない限り、ウクライナは徹底抗戦です。
ウクライナ・ゼレンスキー大統領:「敵は何度も私たちを滅ぼそうとした。でも失敗した。もしウクライナ人が驚いたり、恐れたり、あきらめたりすると思っているなら、彼らは私たちや私たちの国のことは何も知らない」

一方、ロシアですが、最近の攻撃を見ると、侵略開始のときに比べ、明らかに火力を上げてきました。

首都キエフの北部の都市では、石油貯蔵所から黒煙が上がりました。「砲撃だった」という情報もありますが、詳しいことはわっていません。CNNによりますと、欧米の複数の当局者は「ロシアの戦略は、ウクライナ軍の緩慢なせん滅に移行しつつある」という見方をしているといいます。それは、都市や民間人を標的にした爆撃に重点が置かれることを意味します。

また、アメリカのシンクタンク・ISWは、こう分析しています。
ISW:「マリウポリでのロシア軍は、重要な民間インフラを破壊し、民間人を殺害して、人道的な大惨事を引き起こすことで、降伏させようとしている」

国外に退避した人は100万人を超えました。今後、数週間で400万人に上る可能性も指摘されています。

フランスのマクロン大統領が、プーチン大統領と再び電話会談を行うなど、各国が停戦に向け動いています。EUからもさまざまなメッセージが発せられています。しかし、当のロシアはというと。
ロシア・ラブロフ外相:「西側諸国がロシアに対して戦争を仕掛けてくる可能性も考慮に入れるべき。彼らはそれを目論んでいるように見える。(Q.ロシアは核兵器を使うか)ロシアの軍事ドクトリンに核の使用条件が明記されている。第三次世界大戦が核戦争になることは誰もが理解している」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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