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ロシア犠牲者なぜ公表? 「正当性」で疑問広がる(2022年3月3日)
ロシア側はロシア軍にも犠牲者が出ている状況を認め始めていますが、これは何かの戦略なのか、2回目の停戦交渉に影響はあるのでしょうか。
(前田洋平記者報告)
停戦交渉ですが、ウクライナ側がポーランドにいるといった情報が入っています。ですが、交渉場所に行っているかどうかは分かりません。3日に行われる予定ですが、まだ見通しは立っていません。
停戦交渉の進展が望めず、長期化すると予想されるなか、ロシア国内では今回のウクライナ侵攻について「正当性がないのではないか」といった疑問が広がっています。
それもあってロシア政府はこれまで明らかにしてこなかったロシア軍の犠牲者について498人だと明らかにしました。
ウクライナ側が公表している約9000人とは隔たりはありますが、犠牲者の数を明らかにせざるを得ない状況まで追い込まれたということでもあります。
また、広範囲に及ぶ制裁もロシア社会にじわじわと効き始めています。
プーチン氏を支えてきた富豪らまでもが「流血は止めるべきだ」といったことをSNSで発信していて、プーチン大統領の周辺からも反戦を訴える声が出ています。
こうした厭戦(えんせん)ムードを気にしてなのでしょうか、ロシアの国営放送はこの後、改めて今回のウクライナ侵攻の必要性について説明する番組を報道します。
プーチン大統領のロジックは「ウクライナの現政権や、その協力者はロシア離れを進めるネオナチだ」というものです。
「ロシアを脅かす存在は排除しなければならない」というのがプーチン大統領の考えです。
この後、放送される番組もこうした考えに沿ったものだとみられます。
さらに、ウクライナ兵士に対して投降を呼び掛けることも予想されます。
(Q.2回目の停戦交渉の場所について、もうすでに決まっているか?)
前回の1回目の交渉では決まっていましたが、またもめているのではないかという情報もあり、定かではありません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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