「秋の京都」紅葉見頃で観光客殺到 清水寺周辺は大混雑(2023年11月23日)
紅葉が見頃を迎えている京都。清水寺周辺は国内外の観光客で大混雑です。
■清水寺で絶景!秋の京都“幻想的光景”
古都は秋の色に染まっています。京都にある世界遺産の清水寺。赤く色付いた1000本のモミジが清水の舞台を鮮やかに彩ります。
秋晴れの空の下、皆さんはシャッターを切る手が止まりません。
マレーシアから来た人:「紅葉を見るためにここに来ました」
お楽しみは朝から晩まで続きます。日が暮れると、本堂はライトで照らされ、真っ赤なモミジが浮かび上がる幻想的な光景に。古都の歴史と自然が織りなす景色は外国人観光客の心も揺さぶります。
■外国人客歓喜 絶景&グルメ 秋の京都を満喫
アメリカから来た人:「素晴らしいよ。紅葉の赤色が完璧だよ。素晴らしい」
秋観光のピークを迎えている京都。清水寺へと続く参道は黒山の人だかり。店も大にぎわいです。いちご大福を頬張るのはアメリカから来たカップル。
アメリカから来た人:「オイシイデス。とっても甘い」「彼に食べてみてほしかったの」
なんでも女性の祖父母が京都に住んでいて、初めて京都を訪れた男性を案内しているんだとか。興味津々なのは、やはり日本ならではのお土産。財布のひもも緩みます。
アメリカから来た人:「これ?」「とても可愛い!」
女性が気になったのが陶器の「お地蔵さん」。
アメリカから来た人:「(Q.なぜこれを選んだ?)友人の母親が好きなの。可愛い。この顔が好き。すごく幸せそうに見える」
友人の母親のお土産にお買い上げ。さらに、京都名物の抹茶を使ったアイスに舌鼓。
アメリカから来た人:「京都は皆が優しいし、街も清潔ですごく気に入ったよ」
2人の幸せな旅はまだまだ続きます。
■見頃!「もみじトンネル」“2分間の絶景旅”
紅葉が見頃を迎えているのは有名な観光地だけではありません。実は電車から見られるという紅葉の穴場スポットがありました。乗り込んだのは京都市街地から山間部へと向かう京都のローカル線「叡山電鉄」です。
走り初めて約30分、車両前方が混雑し始めました。車窓の前方に見えてきたのは線路の両脇に広がるモミジの彩り。今がちょうど見頃を迎えている「もみじのトンネル」です。
この、もみじのトンネルが見られるのは山間部に差し掛かる「市原駅」から「二ノ瀬駅」間の約2分ほどの間だけ。280本のモミジに囲まれ、四季折々の風景を楽しむことができます。
4月は新芽の芽吹きとともにはつらつとした青モミジが広がり、11月になると青い葉は赤や黄色へと姿を変え、そして雪のシーズン、辺りは一面銀世界へ。この場所は関西に住んでる人もそうそう訪れる場所ではないといいます。
関西在住:「関西に住んでいても叡山電鉄に乗ることはまずないので。近くに見えるし迫ってくるような感じで、本当にきれいでここにしかない景色だなと」
電車から見る紅葉。その魅力はなんといってもその近さ。目の前に赤や黄色の木々が次々と飛び込んできます。さらに、この時期に期間限定で行われている、もみじのトンネルのライトアップです。車窓の両側に照らしだされたモミジが迫り、息をのむような美しさを演出しています。
これだけでは終わらないのが京都の紅葉です。叡山電鉄を下車した先にある水の神を祭る貴船神社。口々に出るのは、ここが特別だという感想です。
スウェーデンから来た人:「(スウェーデンにも)紅葉はありますが、ここまで綺麗じゃないです。それに期間はもっと短いです」
ベトナムから来た人:「(紅葉を)初めて見ました。紅葉はきれいです」
九州から来た人:「全然違う。こちらの方が格段…」
■世界遺産「東寺」ライトアップ 「120点」
紅葉の名所が数多く点在する京都。世界遺産の東寺でも。
観光客:「めっちゃきれいです」
夜になれば景色は一変します。黄金色に輝く五重塔。そして、秋を感じさせる幻想的な光景です。
観光客:「水面に映るのは水がきれいなんですかね。上見るより下見てる方がきれい。ちょっと驚いた」
池の水面には鏡のように映る「逆さモミジ」。赤、黄色、緑のコントラストが揺らめきます。
観光客:「とってもきれいです。120点満点です」
■ホテル宿泊価格↑なぜ2倍?外国人観光客は?
国籍を問わず大人気の京都。頭を悩ます事態も起きています。
観光客:「ちょっと高いかなっていう感じ」
京都市のホテル宿泊料金はコロナ禍前の2倍近くまで高騰していました。
観光客:「(ホテル代が)ちょっと高いかなっていう感じ」「2、3割は下がってほしい」
宿泊施設に価格算出システムを提供する「メトロエンジン」によりますと、京都市のホテルの平均宿泊価格は1室2人で7万3000円以上。コロナ禍前と比べ、1.9倍に跳ね上がっているといいます。
値上げをするホテル側もやむにやまれぬ事情が…。
旅館こうろ 北原達馬代表:「(京都は)海外の有名観光地に比べ、平均して(ホテル代が)安いし、人件費のこともありますし(食材など)仕入れ価格が上がっている」
“物価高”や“人手不足”などが宿泊料金に影響しているようです。
旅館こうろ 北原達馬代表:「3年間のコロナ禍で負ったマイナスがあまりにも大きいので、それを解消していくためにはどうしても値上げせざるを得ない」
ただ、円安で恩恵を受けている外国人観光客にとっては…。
オーストラリアから来た人:「とても快適で清潔で、必要なものはすべてそろっていて、お手ごろな価格です」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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