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西日本中心に渇水が深刻化 ダムや冬の味覚に影響 みかん農家から困惑の声も…(2023年11月22日)
西日本を中心に、雨不足による渇水が深刻化している。ダムの水が無くなり、あの冬の味覚にも大きな影響が出ている。
■ダム貯水率40%以下 西日本では取水制限も
愛媛県大洲市にある鹿野川ダムでは、本来であれば多くの水があるのだが、この秋は雨が少なかったため、ダムの底がむき出しとなっていた。22日現在の貯水率は0%で、この状態が今月1日から続いているという。
今年は夏から秋を通り越し、一気に冬になった印象も強い。台風は極端に少なく、秋雨前線による雨も、西日本ではほとんど降っていない。
西日本各地のダムを見てみると、20日時点で貯水率40%以下のところが多く、すでに取水制限が行われている所もある。
■水不足の影響は?みかん農家を取材
こうした水不足は、あの冬の味覚にも影響を与えている。愛媛県八幡浜市にあるみかん農家・コウ果樹園を取材した。
コウ果樹園 二宮江さん:「水分があまりなかったというところで、味に関してはギュッと凝縮した甘みの強い味のみかんができている」
一方で、ある問題も浮上しているという。
二宮さん:「降雨量がとても少なくて、木の力が弱ってしまっている状態。結果的に小さい実で収穫を迎えた。感覚的には一回りから二回り、1本収穫して(平年)100キロが(今年)70~80キロ。売り上げが下がるのは否めない」
さらに、影響は来年まで及ぶ可能性もあるという。
二宮さん:「今から水をやって、肥料をやっても、なかなか元には戻らない。一回弱ってしまった木は芽吹かない木がある。芽吹かないと花が付かない。花が付かないと、実がない。今年、お金にならなかっただけでなく、来年も実がならない心配もある」
(「大下容子ワイド!スクランブル」2023年11月22日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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