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“ダム貯水率0%”渇水深刻…沈んだ橋出現 琵琶湖は水位低下 雨不足で異変相次ぐ【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年11月21日)
21日朝、東京・品川区の東急大井町駅近くの飲食店が密集する地域で、11軒が焼ける火事があった。連日、全国各地で火災が相次いでいる。
こうしたなか、西日本では雨が平年より大幅に少ない影響で、ダムの貯水率が0%になり、普段はダム湖の底に沈んでいる橋が現れる事態になっている。
■住宅火災「瞬く間に…」 強風で7軒延焼
2階の窓から噴き出す火柱。立ち上る黒煙は、風にあおられ斜めに流れている。
20日午前、北海道赤平市で起きた火災。消防車が到着するが、人々は消火活動を見守るしか術はない。
目撃者:「風も強かったので、火柱が屋根の上まで出ている状況」
この火事で60代とみられる女性1人がけがをして病院に搬送された。
北海道から西日本の広い範囲で強風注意報が発表された20日、各地で火災が相次いだ。
バンという音とともに、激しく燃える炎。20日午後7時半ごろ、愛知県清須市で「建物の1階から火が出ている」と近所の人から消防に通報が入った。
住宅が全焼し、焼け跡から2人の遺体が見つかり、この家の住人2人と連絡が取れていない。
北海道乙部町では19日、2階建ての住宅が燃える火事が発生。火の勢いはなかなか衰えず、近くの建物7軒に燃え広がった。
目撃者:「風は本当にすごくて、炎が瞬く間に燃え移ったという感じ」
乙部町には強風注意報が出ていて、警察によると、火は風にあおられて燃え広がった可能性があるという。
■“貯水率0%”ダム湖に沈んだ橋出現
一方、西日本で深刻となっているのが水不足。
肱川ダム統合管理事務所 鹿野川ダム管理支所 山崎隆幸支所長:「平年であれば全体に水がある形。ダム湖の斜面でいうと、真ん中くらいまで水がある状態」
その斜面を見ると、流木が刺さっている。
山崎支所長:「浮いていた流木が。あの辺りまでは水があった。貯水率でいいますと0%」
愛媛県大洲市にある鹿野川ダム。電力発電や河川の水位を調節する役目だ。
例年だと今の時期は40%ほどの貯水率だが、現在は0%になっているという。
山崎支所長:「あちらに黒い袋があると思うんですが、通年であればダムの水がたまってる水位の状況になります」「(Q.私たちがいるところは?)通年であれば水の中」「(Q.これは桟橋?)そうですね。普段だったら浮いている状況」
ダム湖に姿を現したのは、沈んでいた船。
通常ならばダムの底に沈み、見ることのできない橋も出現。橋の欄干には大きな流木なども絡み付いていた。
大洲市では9月と10月の降水量が観測史上最少となるなど、記録的な雨の少なさとなり、貯水率0%という異例の事態となった。
■雨不足 サトイモ育たず“売り上げ3割減”
雨不足で打撃を受けているのが「サトイモ」だ。
サトイモ農家 竹岡宏晃さん:「小さいでしょ。もっと大きくならないといけない。これぐらいのはポイッとしないと」
出荷シーズンを迎えたサトイモだが、例年の半分ほどの大きさにしか育たず廃棄せざるをえない状況になっている。売り上げも3割以上減る見込みだという。
■「100匹→3匹」水不足でアユ激減
さらに、鹿野川ダムの下流の川でも…。
アユ漁師:「(Q.いつもは1回投げて、どれくらいとれる?)1回で100匹くらい」「(Q.今は?)3匹か」
アユがとれないことを嘆いているのは、アユ漁歴50年以上の水関勉さん(76)。
毎年この時期、肱川ではアユを網で捕まえる伝統漁法「瀬張り漁」が盛んに行われている。しかし…。
水関さん:「渇水かな、これ以上なったのは経験ないな」「(Q.水位は今、アユをとってる人のひざ下ですよね。普段は?)ひざの上ぐらいは十分にないと、例年はあります」
水不足により、アユが川をくだってこないという。
わずかながらとれたアユ自体にも、異変が起きていた。
去年とれたアユと今年とれたアユを並べてみると、全然サイズが違う。
水関さん:「水が少なかったら良いコケができないんで、渇水のために餌(えさ)も食べてない」
■松山市 市民へ節水呼び掛け 助成金交付も
松山市では、石手川ダムの貯水率が60%ほどに落ち込んだため、市民へ節水の協力を呼び掛けている。
ホームセンターでは…。
DCM美沢店 中谷隆紀副店長:「節水対策の売り場を設けさせてもらっています。ご家庭でできる節水用品ということで、お風呂のシャワーヘッド」
松山市は、節水効果のあるシャワーヘッドなどを購入した市民に対して助成金を交付し、節水を促している。
■名水百選「四万十川」 水位下がり石ゴロゴロ
屋形船さこや 荒地秀明船頭:「45センチくらい水量が少ない状態です」
四国を代表する大河・四万十川。名水百選にも選ばれる清流で異変が起きている。
本来であれば、川の水がある辺りが一面、石だらけで干上がっています。
観光客:「岩ばっかりだから」「ちょっと残念です」
観光スポットの佐田沈下橋。上空から見てみると中州の幅が広がり、川底の石が見えてしまっている。
おととしに撮影された映像と比べると、川の水はなくなり陸地しか見えないほどの状態になっている。
屋形船は水位が低い場所を通る時は、スクリューが石に当たらないように慎重に運航するという。
荒地船頭:「この季節で、ここまで水位が下がったことは珍しいかなと」
■琵琶湖でも異変 名物「セタシジミ」が激減
“近畿の水がめ”と呼ばれる琵琶湖でも…。19日の琵琶湖の水位はマイナス61センチと表示されていた。
瀬田町漁業協同組合 吉田守組合長:「(水は)普通この辺くらいまであるけど、これだけ減ってる」
琵琶湖の水位が低下し、岸壁では普段水につかっている階段が見えるほどに。水位が低下すると漁にも影響が出るという。
吉田組合長:「シジミをメインに漁をやってるんですけども。(水位が)浅くなると船が航行するのに支障をきたす。スクリューを壊したり、損害を受けますんでね」
琵琶湖にしか生息しない「セタシジミ」漁を行う漁協では、水位が低下すると船で行けない場所が出てくるという。
吉田組合長:「シジミ(の漁獲量)がだんだん減ることは目に見えてますね」
セタシジミを使った料理を提供する飲食店。名物の「しじみかき揚げそば」は、セタシジミ入りのかき揚げをセタシジミの出汁に付けて食べる、淡水で育ったシジミはクセがなく、うま味が強いという。
吾嬬 店主 磯田定征さん:「仕入れの減少につながりますし、シジミを名物にしているところでは痛い話ですよね。死活問題ですよね」
■水位低下し…明智光秀“幻の城”出現
坂本城を考える会 山本正史事務局長:「坂本城の石垣です。ここは明智光秀が住んでいたんだと」
琵琶湖の水位低下で姿を現した坂本城の石垣。坂本城は織田信長の命により明智光秀が築いた城で、位置や規模が不明だったため“幻の城”と言われていた。
山本事務局長:「(Q.普段、水はどのくらいまで?)もう、この辺りまで。(水位が)プラスマイナスゼロになったら見えません。水につかってるから」
大阪から来た観光客:「私が城跡好きだから。お城から見た琵琶湖はどんな感じやったんかなとか分かるんで、楽しいです」
■滋賀県知事「低下が進むと」 他県にも影響か
低下し続ける琵琶湖の水位に、滋賀県の三日月大造知事は国に対応を要請。
三日月知事:「マイナス60センチまで低下してきてるので、これよりもさらに低下が進むと取水制限など県民生活に大きな影響を与えてしまうと」
「近畿の水がめ」として滋賀だけでなく、大阪、京都、兵庫などに欠かせない水源となっている琵琶湖。京都府民の反応は?
京都府民:「(Q.節水となったら?)冗談で京都人が悪いこと言うたら琵琶湖の水止めたろかと、それ困るわな」
京都府民:「(Q.節水となったら?)もうすでにしてるので、さらにそれ以上と言われると困ります」「(Q.普段から節水をしている?)心がけてます」
(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年11月21日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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