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貴重映像を分析“クマの狩り”からみる生態と驚異の運動能力とは(2023年11月20日)
週末の3日間だけでも7人がクマに襲われてけがをしました。クマが動物を襲う狩りの様子を捉えた貴重な映像から驚くべき身体能力が見えてきました。
■肉食?野生のカモシカ 一瞬で…
山の斜面で首を左右に激しく振るツキノワグマ。現れたのはニホンカモシカです。すぐに立ち去ります。クマがくわえているのはカモシカの子です。
野生のクマが狩りをする様子を捉えた貴重な映像。撮影したのは、滋賀県でイヌワシやクマなど野生動物を40年以上、観察している動物写真家の須藤一成さんです。
動物写真家 須藤一成さん:「かなりの素早さで、子のカモシカにすぐにクマが追い付いた」
野生のクマが獲物を追い掛ける瞬間。逃げるカモシカを猛スピードで追跡。一発で仕留めます。親のカモシカが追い付きますが、時すでに遅し。撮影した須藤さんによりますと、クマが仕留めたカモシカは生後2カ月ほど。この時クマは、カモシカの成獣ではなく子だけを狙っていたといいます。
動物写真家 須藤一成さん:「向こう(カモシカ)に自分の存在がばれてしまうと成獣を捕まえることはできないと分かっている。だんだん距離を縮めていって最後、親のカモシカが危険なので警戒する声を出したが、もうどうしようもない。子のカモシカは追い掛けられ、林から出てきた」
■「わずか数秒」時速50kmも
狩りの瞬間、クマは驚異的な身体能力を発揮します。
動物写真家 須藤一成さん:「山の中で灌木(かんぼく)や植物がたくさんあるなかで、ものともせずに全速力で走っていた。捕まえて喉元に食らい付き、カモシカの子はすぐに死んでしまった」
ツキノワグマは、瞬間的に時速50キロもの速さで走ることができるといいます。
動物写真家 須藤一成さん:「すごい勢いで走っていったり、動物の押さえるべき急所をよく知っていたり、狩りの能力をちゃんと持っている」
■“クマの狩り”急な山道も軽々と
今年8月に撮影した映像です。母グマがどのようにして獲物を見つけているのか、その様子を捉えることにも成功しました。1歳ほどの子グマを連れた母グマが顔を高く上げる動作をします。鋭い嗅覚で獲物のにおいを嗅ぎ分けていると考えられます。
動物写真家 須藤一成さん:「恐らく目視では(獲物が)見えていなかった。においで気付いてそっちの方向に慌てて歩き始めた」
何かを察知したのでしょうか、母グマがかなり急な斜面を器用に駆け上っていきます。母グマの後を子グマも追い掛けていきます。およそ100メートル進んで立ち止まった先にはシカの群れです。クマの気配を感じたのか、シカは一目散に逃げていきます。群れの中には子ジカの姿も確認できます。
動物写真家 須藤一成さん:「多分、親のシカをあの距離で追い詰めて捕ることはできない。においで群れの中に子ジカがいることにクマは気付いて、群れを追い始めた」
この時は、シカに気付かれて獲物を捕らえることはできませんでした。
一部始終を望遠レンズで撮影していた動物写真家の須藤さん。クマの嗅覚は侮れないと警鐘を鳴らします。
動物写真家 須藤一成さん:「最終的に僕の存在に気付くのは、鼻を高く上げてにおいをかいだ後、人間がいることに気付いて逃げていく。目ではこちらが動かない限りはほぼ認識していない。突然、出合い頭に出合ってしまうとクマも驚いて危害を加える可能性もある。子グマを守る本能がすごく強い。子連れのクマは危険」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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