“5日前から製造”か「納豆くさい」腹痛や嘔吐も…マフィン3000個自主回収(2023年11月16日)

“5日前から製造”か「納豆くさい」腹痛や嘔吐も…マフィン3000個自主回収(2023年11月16日)

“5日前から製造”か「納豆くさい」腹痛や嘔吐も…マフィン3000個自主回収(2023年11月16日)

先週末、東京ビッグサイトで行われたイベント『デザインフェスタ』で販売された、マフィンを食べた数人が、腹痛や嘔吐(おうと)などの症状を訴えていて、店が自主回収する事態になっています。

マフィンを食べた人:「私が食べたのは、ヌチョヌチョという感触。納豆くさいというのが一番合っている。中2の息子はその後、腹痛で下したと教えてくれた」

イベントで売られたマフィンは約3000個。厚労省は、健康被害の危険度が最も高い『CLASSI』のリコール対象にしたことを公表しました。分類は3つあり、CLASSIは「食べたことにより、重篤な健康被害。または死亡の原因となり得る可能性が高い場合」とされています。ただ、目黒区保健所は「今回は死にいたるわけではない」としました。保健所は15日、焼き菓子店に立ち入り検査を行いました。

焼き菓子店のSNS:「1人で製造をしておりますので、5日間ずっと製造しないと間に合わないため、製造し続けておりました」

ということは、5日前に作ったマフィンも販売していたのでしょうか。製菓に詳しい専門家に聞きました。

なごみや製菓衛生師 渡邊友佳子さん:「(Q.5日前からの製造は、手作りのものとしてどうか)5日は長いのかなと思う。製造した時に個包装にして、酸素を抜いて密封すれば、消費期限はのばすことはできる。(消費期限は)作った当日でもいいのではないか」

イベントでは、こうもうたっていました。

焼き菓子店のSNS:「すべて防腐剤・添加物不使用で、市販の焼き菓子の半分以下のお砂糖の量で作っており、離乳食完了期のお子様より安心してお召し上がりいただけます」

なごみや製菓衛生師 渡邊友佳子さん:「砂糖の量を減らすと、消費期限も短くなってしまうので、通常のマフィンの消費期限よりも短く設定しなければいけないと思う。防腐剤入れて菌を抑えることはできるが、ラップだけだと難しいのでは」

保存する時の温度管理も重要なのですが、冷蔵庫は使わずに、エアコン頼りだったようです。

焼き菓子店のSNS:「保管場所は、クーラーをガンガンかけて18度以下を保っておりましたが、外気温が高かったため、何個か傷んでしまった可能性がございます」

店は16日、番組の取材に対して、こう答えました。

焼き菓子店の店主:「現在、保健所ともお話して回収作業を行っています。私の管理が行き届かず、ご迷惑をお掛けしていることをおわび申し上げます」

目黒区保健所によると、これまでに3人が腹痛や嘔吐、下痢などの症状を訴えているといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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