米中首脳会談始まる 関係改善へ1年ぶり(2023年11月16日)
アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席の1年ぶりとなる首脳会談がサンフランシスコで始まりました。サンフランシスコから報告です。
(小島佑樹記者報告)
会談は警備上の理由で、サンフランシスコの中心地から40キロほど離れた場所で始まりました。
両首脳は互いにリラックスした表情を浮かべて、和やかなムードを演出していて、双方ともに具体的な成果への自信を持っているのかのような印象を受けます。
アメリカ バイデン大統領:「私はトップ同士の対話を大切にしている。誤解や行き違いのないようにリーダー同士が理解し合うことが最も重要だと思うからです」
バイデン大統領は冒頭で、「競争が紛争に陥らないようにしなければならない。それがアメリカの望みだ」と強調しました。
習主席も「互いを尊重し協力を追求すれば、違いを乗り越えて正しい道を見いだすことは十分に可能だ」と述べ、米中関係の安定化に意欲を示しています。
会談の大きな焦点の一つは、現在、途絶えている軍同士の対話を再開させられるかどうかです。
ほかにも台湾や中東情勢なども議題になる見通しで、双方が歩み寄り、緊張緩和に向けたメッセージを打ち出せるかに注目が集まっています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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