【奇跡の絶景】雪深い秘境にたたずむ「天空の露天風呂」世界が注目(2023年2月8日)
厳しい寒さが続いている北海道では、絶景が臨める秘湯に外国人観光客が殺到していました。
雪深い秘境にたたずむ、1軒の温泉宿。この場所は標高1280メートル、白銀に包まれた極寒の地。北海道十勝岳の絶景を望めるのは、秘湯として知られる「十勝岳温泉湯元凌雲閣」です。「天空の露天風呂」と呼ばれ今、外国人観光客がこぞって訪れています。
アメリカからの観光客:「とても快適です。素晴らしい」「スゴーイ!!」
実に、宿泊客の9割以上が外国人。冬は、マイナス20℃の猛吹雪にもなる辺境の温泉宿に、外国人たちが魅了されるわけに迫ります。
北海道上富良野町。8日朝、最低気温マイナス16.5℃と極寒のなか、取材班は雪道を上り、十勝岳温泉へ。北海道のほぼ中央、十勝岳連峰にある大雪山国立公園。その中に、温泉宿「湯元凌雲閣」はあります。背後には、標高およそ2000メートルの十勝岳がそびえ立つ、険しい山間の僻地です。朝食のバイキング会場におじゃますると…。焼き鮭などの和食を選んでいるのは、外国人の宿泊客。よく見ると、外国人だらけです。
カナダからの観光客、クレアさん(33):「これは何かしら?」
日本食に興味津々なのは、スキー王国・カナダから来日したクレアさん。日本には3週間滞在。箸の使い方も手慣れています。標高1280メートルの温泉宿を選んだわけは…。
カナダからの観光客、クレアさん:「とても良いスキーができるし、雪がとてもきれい。満喫しています」
アメリカからの観光客、マークさん(30):「旅館はとても個性的で、温泉は快適だし素晴らしい体験をしている」
外国人客が快適と称する温泉が、十勝岳の雄大な雪景色が目の前に広がる露天風呂。山の斜面に岩を積み上げて作ったといいます。
アメリカからの観光客:「ベリーベリーナイス」
パウダースノーのスキーを楽しんだ後に、日帰りで温泉につかりに来たアメリカ人グループは感激。
アメリカからの観光客:「とても良い、とても良いよ。とても良い景色です。とても美しい。アメリカの地元にも山はあるけど、こことは違う。ここは良いよ」
雄大な冬山を眺めながら、のんびりとくつろぐ至福の時を味わいます。
冬は、マイナス20℃にもなる極寒の世界。一面が白銀に染まり、宿の前の展望台からは、360度の大パノラマを堪能できます。
標高1280メートルの温泉宿には車で行くことができるため、四季折々の景色を誰でも見ることができるのが魅力です。
去年10月に、宿からドローンを使って撮影された映像です。「紅葉」と「雪」のコラボレーション。撮影したのは、北海道在住の映像作家・川村伸司さんです。「数年に一度の奇跡」と称して、自身のユーチューブチャンネルで、この絶景を紹介しています。
撮影者(映像作家)・川村伸司さん:「十勝岳温泉という場所は、誰でも行ける絶景がそこにある。紅葉と雪と全部、一緒に見られる。下から吹き上げる風が一方的に木に霧氷となってついている。世界でここだけじゃないかと思って撮影している」
日本独自の四季を肌で感じることができる十勝岳温泉。
コロナ前にも、外国人客がこの宿に大勢訪れていましたが今、当時のにぎわいが戻ってきているといいます。
アメリカからの観光客、マークさん:「素晴らしかった。もっとたくさんの友達を連れて、また来たい」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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