「私は生きている 戦い続ける」爆撃で負傷も気力失わず ウクライナ国民は徹底抗戦(2022年3月2日)

「私は生きている 戦い続ける」爆撃で負傷も気力失わず ウクライナ国民は徹底抗戦(2022年3月2日)

「私は生きている 戦い続ける」爆撃で負傷も気力失わず ウクライナ国民は徹底抗戦(2022年3月2日)

 ウクライナのゼレンスキー大統領が新たな動画を公開し、「爆弾や攻撃では、ロシアはウクライナに勝つことはできない」などと話し、厳しい状況にある国民を励ましました。

 ウクライナ、ゼレンスキー大統領:「恐ろしい戦争から7日目です。この期間、これまでの30年よりも国は団結しています。(ロシアは)ウクライナを手に入れることはできない。ミサイルでも爆弾でも戦車を使っても手に入れることはできない」

 ロシアの報道によると、第2回停戦交渉がポーランドとベラルーシ国境の政府官邸で行われるとしています。

 ウクライナは、激しい攻撃にさらされています。

 首都キエフで攻撃を受けたのは、民間のテレビ塔です。大統領府からも近く、市長によると、5人が死亡したということです。

 日本の外務省は、キエフにある日本大使館の一時閉館を発表しました。

 至る所で黒煙や炎が上がる。これが首都の現状です。

 キエフから西におよそ100キロに位置する都市ジトーミル。市長自ら撮影した映像には、炎に包まれた住宅街の様子が映し出されていました。

 ジトーミル・市長:「たった今、通りの病院近くの住宅に空爆がありました。病院のドアと窓はすべて吹き飛ばされました」

 懸命の救助活動が続いていました。ベッドに横たわる女性。顔には、そのジトーミルで爆撃を受けたという生々しい傷跡が残されています。ただ、気力は失っていません。

 爆撃で負傷したウクライナ人:「私は生きている。そして戦い続けます」

 各地で、ウクライナ国民は徹底抗戦の構えを見せています。

 撮影した人:「私たちの庁舎だ。涙なしには見られない」

 ウクライナ非常事態庁・パシレンコ氏:「(がれきの中から)6人の遺体が運び出されました」   

 州の庁舎にミサイルが撃ち込まれた、ウクライナ第二の都市ハリコフ。少なくとも10人が死亡しました。

 警察署が爆撃を受けた映像も公開されています。街が変わり果てた姿となっても、気力はみなぎっています。

 ハリコフ州・シネグボフ知事:「彼らの攻撃力は使い切っている。勝利は我々のものだ。ウクライナに栄光を!」

 これは強がりではなく、アメリカも同じ見方です。

 米国防総省高官:「ロシア軍は燃料や食料不足で動きが停滞している。戦闘に加わると知らされていない兵士もいるようだ」

 その一方で、ロシア側が作戦の見直しなどのために一時的に動きを止めている可能性もあるとも指摘しています。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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