一気に冬…秋服売れず冬服需要で大忙し・「玉ねぎ高騰」直撃(2023年11月14日)
一気に冬が来たような冷え込みが続く東京。短すぎた秋に戸惑う現場も。
■秋服売れず 冬服需要で大忙しも
師走並みの寒さが通勤客を襲います。東京の最低気温は5.9℃で、季節は猛スピードで進んでいます。1週間前の東京は夏日で、半袖の人も目立ちました。それが14日はすっかり冬の装いです。秋はどこにいったのでしょうか。
うれしい悲鳴が上がっていたのが千葉県市川市のクリーニング工場。冬支度を急ぐ客の依頼が急増していました。
クリーニングポッシュ 三谷哲生工場長:「例年だと10月が衣替えで忙しく、11月が暇になってくる。急に忙しくなり始めた」
さらなる集客につなげようと、急きょダウンジャケットなどのクリーニング料を2割引きにしました。
クリーニングポッシュ 三谷哲生工場長:「冬物のダウン・オーバーは単価も少し高い。うれしい」
短すぎる秋に翻弄(ほんろう)される場所も。この店では急激な寒さにつられて冬物の需要が急拡大。一方で、長引いた暑さの影響で多くの秋物が売れ残りました。
mocha 石倉光時社長:「天候が急に変わったので、ちょっとプライスを下げて。結構これ人気だったんですけどね」
大幅に値下げもしていますが…。
来店客:「秋物は買ってない。冬物。秋服はすごく好きだが(暑さで)買う機会に恵まれなかった」
■財布も寒く?「玉ねぎ高騰」直撃
冬が早足で訪れるなか、夏の打撃を今、受けている場所もあります。東京・銀座のハンバーグ専門店です。
AOI 岩井浩二代表:「1年ちょっと前に(ハンバーグライスを)1000円に上げて、今年になって『これじゃ無理だ』と、さらに100円上げて余裕になるかと思ったら、もうギリギリのところに来ている」
人件費や燃料費の高騰で値上げが余儀なくされるなか、もしかしたら、また…。要因は、あの食材です。
だいけん 森輝夫店主:「今ちょうどタマネギがすごく高騰しちゃって。先月の2倍くらいまで値上がりしている」
タマネギの卸値は先月から徐々に上がり始め、今月11日時点で1キロ196円と平年の1.8倍ほどになっています。原因は今年の猛暑。最大の産地である北海道全体で収穫量が減ってしまっているのです。
AOI 岩井浩二代表:「タマネギたっぷり入れるのを売りにしているので、大体一日80キロくらい毎日、使っています」
タマネギの価格が落ち着く気配は今のところありません。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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