“更迭”神田前財務副大臣 「税金滞納」で経営パートナー怒りの証言 虚偽答弁疑いも【もっと知りたい!】(2023年11月14日)

“更迭”神田前財務副大臣 「税金滞納」で経営パートナー怒りの証言 虚偽答弁疑いも【もっと知りたい!】(2023年11月14日)

“更迭”神田前財務副大臣 「税金滞納」で経営パートナー怒りの証言 虚偽答弁疑いも【もっと知りたい!】(2023年11月14日)

 税金の滞納を繰り返していた神田憲次前財務副大臣(60)が事実上の更迭となりました。経営パートナーの男性を取材すると、神田氏の国会での説明に虚偽答弁の疑いがあることが分かりました。

■神田前財務副大臣 事実上の更迭

 急転直下の辞任となりました。「辞表を出した理由は?」「説明しないまま辞めるつもりですか?」という記者からの質問に対し、神田前財務副大臣は固く口を閉ざします。

 神田氏はようやく足を止めると、「きょう、副大臣の職を辞することで、鈴木大臣宛てに辞表届を提出したところです。なお、これから先、政治家として説明責任は果たしてまいります。皆さんには大変ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」と述べました。

 神田前財務副大臣(9日):「税金の滞納により市税事務所から差し押さえを受けたことがあるのは事実です。合計4回だと記憶しております」

 徴税を担う財務省の副大臣であり、税理士でもある神田氏が税金の滞納を繰り返し、自社ビルが過去4回にわたって差し押さえを受けていた問題。神田前財務副大臣は辞任については頑なに否定していましたが、13日、一転して辞任。事実上の更迭となりました。

■「自動車税なども滞納」男性が肩代わりか

 神田氏の周辺を取材すると、他にも様々な疑惑が浮上しています。神田氏の会社「NKソリューション」の取締役で税理士の男性が見せてくれたのは、神田氏の個人名義の督促状でした。

 5月31日に期限がある納税が、半年遅れの11月30日に行われていました。消費税・地方税は40万4200円と高額です。

 神田氏は過去に自動車税や市民税・県民税なども滞納していて、男性が肩代わりしたというのです。

 神田氏の会社の取締役:「神田が2012年に出馬することになって、彼は税理士でもあるし。『税金払っていないとか、滞納しているものはないだろうね』と聞いたら、『実は滞納している』と大量の督促状を持ってやってきた。私が『払えるのか?』と聞いたら、神田が『払えない』と言うから、私が当時、100万円くらいを立て替えて、代わりに納税した」

 男性は「立て替えたおよそ100万円は、11年経った今も返金されていない」と訴えます。この件に関して、神田氏の事務所に質問状を送りましたが、14日朝までに回答はありませんでした。

■神田氏 国会で虚偽答弁の可能性も

 さらに、神田前財務副大臣は「不動産管理会社のエヌケイソリューション、業務はきちんと行われています。きちんと営業を営んでいます」と主張していました。

 しかし、この主張についても現場を取材すると、席はあるものの、パソコンや資料などは置いてませんでした。事務所の関係者は「国会議員になってからは一度も姿を見ていない」と話していました。

 取締役の男性も「営業実態はない」と話しています。これが本当であれば、神田氏は国会で虚偽答弁を行った可能性があります。神田氏は元秘書に税理士の仕事を手伝わせることもあったといいますが、不信な動きを見せていたといいます。

 神田前副大臣の元秘書:「『税務署にこの書類届けてくれ』とお昼ごろに言われたんで、『じゃあ、すぐ行きましょうか?』と言ったら、『出すのは閉庁間際の4時45分にしろ』と。『(そうすると税務署が)チェックができないから』ということで。そう言われると、何かチェックされると、まずいのかなというような」

 内閣改造から2カ月で早くも政務三役が3人も辞任する異常事態を受け、岸田文雄総理大臣(66)は次のように述べました。

 岸田総理:「まず人事は適材適所で行わなければならないものだと。ただ、やはり政治は結果責任であります。財務副大臣を間を置かずして、辞任に至ったということについて、国民の皆様方におわびを申し上げなければならないと思っている」

(「グッド!モーニング」2023年11月14日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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