“就職難”中国で日系企業が就職説明会 学生の「安定志向」強まる(2023年11月13日)
若者の就職難とされる中国で、日系企業の就職説明会が開かれました。経済を不安視してか、学生の「安定志向」が強まっています。
日系企業13社が集まった説明会には、中国の外国語大学に通う学生らおよそ500人が参加しました。
就活生:「就職が不安定になり始めたころに(大学院への)進学を決めた。大学院を卒業したらもっと不安定になっていた」「教育塾から内定をもらったけど他にはもらっていない。これからも就職活動を続けていきたい」
2021年から就職率の発表を取りやめた中国政府は、特定の組織に所属しない配達員やライブ配信者などを「柔軟な就業」という指標でカウントし始めました。
最新の発表では、労働人口9億人のうち「柔軟な就業」は2億人以上になっていて、近年では高学歴の若い世代の割合が増えているということです。
就活生:「大学のクラスメートは『柔軟な就業』をしてファッション関連をSNSで発信している。私の性格を考えると、決まった仕事をするほうがいい」「(就職活動は)とても大変。就職できても満足できる仕事かどうか分からない。『柔軟な就業』を選ぶ人もいるでしょう」
一方で、中国経済を不安視してか学生の「安定志向」が強まっているといいます。
パーソルケリー 樊蕾さん:「皆、安定を求めています。公務員や大学を卒業して修士・博士コースに進学する人がとても多いです。日本や欧米への留学から戻ってきた新卒の人たちもいて、競争がかなり激しい」
日系企業は、欧米企業などに比べて給料は相対的に低いものの、雇用が安定しているため就職先として人気だということです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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