リンゴに異変“なかなか赤くならない?”夏の猛暑の影響で…見た目が例年通りのリンゴは全体の3割ほど|TBS NEWS DIG

リンゴに異変“なかなか赤くならない?”夏の猛暑の影響で…見た目が例年通りのリンゴは全体の3割ほど|TBS NEWS DIG

リンゴに異変“なかなか赤くならない?”夏の猛暑の影響で…見た目が例年通りのリンゴは全体の3割ほど|TBS NEWS DIG

夏の猛暑の影響が様々な農作物に出ていますが、長野県では特産のリンゴに、ある「異変」が起きていました。

リンゴ栽培が盛んな、長野市の長沼地区。

リンゴ農家 北澤一樹さん
「全体的に赤く色付いていないのが色むらですね。例年だともう少し赤くなっていく」

先月上旬、リンゴの品種「あいかの香り」は、青っぽさが目立っていました。

リンゴ農家 北澤一樹さん
「降水量が少なくて暑い日が続いてしまったので、リンゴに影響が出てしまいました」

2019年の台風19号災害で、全体の3分の2のリンゴが水に浸かるなど、甚大な被害を受けた北澤さんの畑。泥を取り除くなどして何とか復旧させましたが、今年は思うように育ちません。

リンゴ農家 北澤一樹さん
「被災から何とか家族で力を合わせて収穫できるようにやってきましたけれど、手塩にかけて育ててきたリンゴが天候によってうまく育たないのは残念」

色づきが遅れた原因とみられるのが、猛暑です。

長野県によりますと、リンゴが赤くなるには昼と夜の寒暖の差が必要ですが、猛暑で夜も気温が高い日が続いたため、色づきの遅れが9月下旬の時点で、県内の広い範囲で確認されたということです。

近くの直売所でも、部分的に色がついていないリンゴが並んでいました。

リンゴ農家
「本当に今年良くない。こんなに暑いときない」

およそ1か月が経った今月上旬、再び北澤さんの畑を訪ねると…

リンゴ農家 北澤一樹さん
「直近で寒暖差がついてきたおかげで、赤く色付いてきました」

涼しい日が増えてきたことで、先月下旬から一気に赤みが増し、例年より2週間遅れで収穫ができそうです。

リンゴ農家 北澤一樹さん
「心配していた色付きも少しは良くなって赤く色付いてきたリンゴもあるので、そのあたりは一つほっとしている部分ではあります」

一方で、今月に入っても日によっては気温が20度を超えるなど、季節外れの暑さで一部が変色して「日焼け」になってしまったリンゴも出てきています。見た目が例年通りのリンゴは全体の3割ほどにとどまりますが、味には今年も自信があると北澤さんは話します。

リンゴ農家 北澤一樹さん
「私たちも丹精込めておいしいと言ってもらえるようなリンゴを作ってお届けしているので、そこは皆さんに楽しんでいただきたい」

台風に、猛暑。相次ぐ困難に直面しながらも、特産のリンゴはようやく実りの季節を迎えています。

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