女子陸上選手のユニフォーム姿を裸に加工しSNS投稿 名誉毀損容疑で男子大学生を書類送検 女性陸上選手「守ってくれる仕組みや法律が出来て欲しい」|TBS NEWS DIG
いま、競技中の女性アスリートの性的な画像がSNSにアップされるなど問題が相次いでいます。女性陸上選手のわいせつな画像をSNSに投稿したなどとして、警視庁がきょう男子大学生を書類送検しました。
颯爽とトラックを走るのは、陸上七種競技の現役選手、泉谷莉子さん(27)。
自身が写ったユニフォーム姿の画像が切り取られ、性的な画像としてSNSで悪用された経験があります。
陸上・七種競技 泉谷莉子 選手
「鳥肌が立った。『え、怖い』と思った。気持ち悪いという思いと恐怖心。純粋に悲しかった」
被害のきっかけは、自身が投稿した「仲間への感謝」を綴ったツイートでした。
泉谷さんのX(旧Twitter)より
「周りの人が応援してくれて感謝しかありません。この気持ちは一生忘れません」
泉谷さんは、このメッセージと共に後輩の選手と抱き合う写真をSNSに投稿しました。
しかし、泉谷さんの写真の下半身を切り抜き、アイコンの画像にしたSNSのアカウントがあることが分かったのです。そのアカウントには、女性陸上選手のわいせつ画像が大量に投稿されていました。
陸上・七種競技 泉谷莉子 選手
「こういう見られ方もするんだな。自分も載せてしまったことが軽率だったな。でもなぜ女子アスリートが気をつけなければいけないのだろう」
こうしたなか警視庁はきょう、女性陸上選手(20代)の写真にわいせつな加工をして、スマートフォンからSNSに投稿し名誉を毀損したとして、愛知県の20代の男子大学生を書類送検しました。
男子大学生は、ユニフォーム姿の女性を特殊なソフトを使って上半身が裸に見えるように加工し、元の写真と並べて投稿していたといいます。さらに、別の女性陸上選手の写真2枚とともに、わいせつな文言を投稿した疑いももたれています。
男子大学生(供述)
「自分の欲求を満たすためにやった。こんなに大きな事になると思わなかった」
今年7月に施行された「撮影罪」では、処罰の対象が性的な部位や下着などの撮影にとどまり、アスリートへの盗撮行為は自治体ごとの条例などでしか取り締まることができません。
アスリートへの盗撮問題に詳しい弁護士は。
アスリートの盗撮問題に詳しい 工藤洋治 弁護士
「(競技場では)適切な撮影行為がある一方、タイミング・角度によって不適切な撮影行為となる。通常の撮影行為と盗撮との線引きが難しい」
多くの現役アスリートが法整備を求めています。
陸上・七種競技 泉谷莉子 選手
「個人ではどうにもできないので、いざという時に守ってくれる仕組みや法律が出来て欲しい」
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