「まるで絵画」見頃迎えた日光紅葉 平日も大混雑…猛暑の影響で“絶景ピーク短く”【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年11月1日)

「まるで絵画」見頃迎えた日光紅葉 平日も大混雑…猛暑の影響で“絶景ピーク短く”【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年11月1日)

「まるで絵画」見頃迎えた日光紅葉 平日も大混雑…猛暑の影響で“絶景ピーク短く”【羽鳥慎一 モーニングショー】(2023年11月1日)

 紅葉が見頃を迎えた、栃木県日光市。今年の記録的な暑さで、色づきが10日ほど遅れたうえ、シーズンの終わりは例年並みということで、ピークの期間が短くなっています。絶景を一目見ようと、平日にもかかわらず大混雑が起きていました。

■明智平ロープウェイ 100mの行列

 赤や黄色に色づいた紅葉と、緑の木々が美しいコントラストを織りなす栃木県日光市。

 大谷川に架かる朱色の橋と、美しく染まった木々を同時に楽しむことができる神橋周辺。そして、ツツジやカエデ、ミズナラなど様々な木々が山々を染め、湖面に映る姿もまた美しい中禅寺湖と、圧巻の紅葉が今まさに見頃を迎えています。

 そんな絶景を求め、早朝から長蛇の列を作っていたのは、明智平展望台へ向かうロープウェイ。営業前からの長い列は途絶えることなく、あっという間に行列は100メートルほどになりました。

 東京を朝6時に出発したという、ご夫婦。30分近く待ち、ようやくロープウェイに乗車できました。

 東京からの観光客(60代):「すごい!初めて見た」

 紅葉に彩られた山々に中禅寺湖と華厳の滝を一望できる最高の眺め。ようやく目にした絶景をバックに、自撮りに挑戦し、思い出の一枚となりました。

■「華厳ノ滝」も大勢の観光客でいっぱい

 華厳ノ滝に向かう駐車場も、この混雑ぶり。

 高さおよそ97メートル、日本三名瀑の一つ「華厳ノ滝」。圧巻の滝と、絶景の紅葉が目の前で味わえる日光では外せない紅葉スポット。絶景スポットは、大勢の観光客でいっぱいです。

 愛知からの観光客(60代):「きれい、きれい、きれい」「すごい、すごい、すごい。写真撮りたい」

 千葉からの観光客(30代):「迫力すごいですね。(紅葉と)マッチしていて、とても素晴らしいです」

 埼玉からの観光客(20代):「うわ、すごい!きれい」「絶景だね。今が本当に」「(紅葉は)今、見ごろだよね」

 華厳ノ滝の紅葉をバックに、満面の笑みで撮影。大満足の2人には、絶対に外せない紅葉スポットがあるそうです。

■一番のお目当て「竜頭ノ滝」 暗すぎて「来年ね」

 埼玉からの観光客:「竜頭ノ滝が一番きれいなんですよね、紅葉が。そこに行く」

 この日一番のお目当てだという竜頭ノ滝へ。

 埼玉からの観光客:「(Q.期待度はどのくらい?)120%。ドキドキですね」

 しかし、歩けど歩けど紅葉スポットが見当たりません。

 埼玉からの観光客:「もう終わっちゃってた?」「きれいだよ、ここから見たら」「暗いよね。この時間だと」「ちょっと遅かったかな」

 この日の日没は、午後4時46分。すでに日は暮れ、来た道を引き返していると…。

 埼玉からの観光客:「ここじゃない?ここが一番」「ここやん」「ここがきれいじゃん」

 ようやく絶景スポットを見つけるも、時すでに遅し。暗すぎて紅葉を楽しめない結果になりました。

 埼玉からの観光客:「来年ね、リベンジ」

■“まるで宝石”中禅寺湖で空中散歩

 ノロノロ運転が続く中禅寺湖周辺。そして、中禅寺湖の遊覧船乗り場にも長い列ができあがっています。

 宝石箱のように、色とりどりの紅葉が広がり、その中を行く遊覧船。船のデッキからは、パノラマの紅葉が広がります。

 目の前に迫ってくる美しい紅葉に観光客も感激です。

 東京からの観光客(60代):「紅葉の時は初めてです。素晴らしいですね。(遊覧船で紅葉を見る)願いがかなって良かったです」

 埼玉からの観光客(74):「きょうじゃないと(紅葉が終わるので)、駆け足で(来ました)。最高にいいですね」

 さらに、中禅寺湖に突き出した絶景の八丁出島。赤や黄色、緑が織りなす紅葉は、息をのむ美しさ。色づいた木々が湖に映る姿も優雅です。

■早朝バスで「いろは坂」 紅葉10日間遅れでピーク短い

 バスガイド:「大変寒くなりますけども、この寒さ、後ほど素晴らしい景色を皆様ご堪能いただきます」

 日光を代表する紅葉スポット「いろは坂」。屋根のないオープンバスで行く宿泊者向けのバスツアーです。

 バスガイド:「いろは坂の全部のカーブの中で、一番急カーブがこの先です」
 乗客:「落ちちゃいそう」

 朝日に輝く、いろは坂の紅葉。黄色い葉は、まるで黄金のような美しさ。早朝6時半に出発することで渋滞を避けながら、ぜいたくな時間が楽しめます。

 バスツアー参加者:「寒かったけど、すごいよかったです。きれいでした」「(渋滞がなくて)スイスイですごいよかったです。(早起きしたかいありました?)ありました」

 今年、色づき始めるのが平年より10日ほど遅れた日光の紅葉。10月半ばから急に冷え込み、一気に進んだといいます。

 しかも紅葉の終わりは例年並み。今年の紅葉は絶景のピークが短いといいます。

 温泉につかりながら眺める紅葉が人気のホテルでも…。

 奥日光ホテル四季彩 関孝裕さん:「例年ですと紅葉シーズン3週間ほど、お客様のご予約が分散されているんですけれども、(今年は短期間で)お客様がどっと来て、またお電話でのお問い合わせもたくさんあった」

 今はピークが短いため、平日でも観光客が多いのだといいます。さらに、もう1つ混雑の理由が…。

■タイ観光客 4時間で名所5カ所

 今年は、外国人観光客も紅葉を目当てに殺到しているといいます。

 シンガポールからの観光客:「(紅葉は)本当にきれい。色が本当に鮮やかで、赤や黄色、緑があって、イッツカワイイ」

 紅葉を楽しみたいと訪れた、タイ人女性2人組。しかし、滞在できる時間は4時間。そのわずかな時間で、どこを見て回ったのでしょうか。

 タイからの観光客:「日光東照宮、ベリーグッド」「日光山輪王寺」

 さらに、神橋や二荒山神社、家光廟大猷院と5カ所も回ったそうです。

 タイからの観光客:「すごく良かったです。行けるだけ行きました。また来たいし、その時は一泊するほうがいいかも」

 そういい残すと、駆け足で駅へと向かいました。

■幻想的な紅葉も…見頃は今月初旬まで

 大河ドラマの主人公・家康公ともゆかりの深い日光山輪王寺。境内には多くの外国人の姿がありました。

 江戸時代に作られた庭園・逍遥園(しょうようえん)は赤く染まった紅葉が絶景の名所となっています。

 スペインからの観光客:「とてもきれいです。まるで絵画のよう。自然でこんな色を見たことがないので、すごく驚きました」

 アメリカからの観光客:「紅葉の時期が遅れているのは知っていました。本当にきれいです」

 外国人も絶賛する紅葉は、夜になるとライトアップされ昼間よりもさらに、赤が強調されたかのような美しさ。水面に映る鮮やかな紅葉が、なんとも優雅です。

 愛媛からの観光客(60代):「ライトアップというのが想像していたより水面に映るのが2倍きれいですね」

 愛知からの観光客(60代):「真っ赤に燃えるような紅葉で、人生燃えましたね」

 色づきは遅れたものの観光客を魅了する絶景の数々。今月の初旬までが見頃です。

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2023年11月1日放送分より)
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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