ロシア産「倍になるのでは」鮮魚店“困惑” エネルギーにも影響(2022年3月1日)
ロシアへの制裁の影響は日本の食卓にもつながりそうです。特に打撃を受けそうなのがロシアから輸入される海産物です。鮮魚店では、すでに仕入れ価格が上がり始めています。
ロシアのウクライナ侵攻を受け、日本の鮮魚店でも心配の声が上がっています。
千葉市にある鮮魚店。店内には国内で取れた魚やズワイガニ、明太子などロシアからの輸入品も並んでいます。しかし・・・。
石毛魚類千城台本店・谷中政夫店長:「輸入がどんどん少なくなるんじゃないか」
今後、ロシアの海産物が少なくなると危惧しています。
石毛魚類千城台本店・谷中政夫店長:「見通しは暗いです」「(Q.年末は?)(価格は)ほとんど倍くらいになっちゃうんじゃないか」
すでに影響の出ているものもありました。
石毛魚類千城台本店・谷中政夫店長:「ノルウェーのサーモンが、飛行機がロシアの空域を飛べないから入ってこない。(仕入価格は)高騰しています」
一方で、ロシアへの経済制裁の影響は広がっています。
イギリスの石油大手「シェル」は、ロシア国営ガス会社と共同で開発してきた石油天然ガス事業「サハリン2」から撤退すると発表しました。
この事業は年間約1150万トンのLNG(液化天然ガス)を生産し、中国や日本に輸出する巨大プロジェクトです。
そもそもLNGとは、どんなものなのでしょうか。
発電の燃料や都市ガスとして使われているLNGは天然ガスをマイナス162度まで冷やし、液化したものです。
柔らかいゴムボールも一瞬で凍ります。
日本はオーストラリアやマレーシアなど様々な国から年間約7650万トン輸入しています。
LNGは同じ化石燃料の石炭や石油に比べ、CO2の排出量が少ないことが特徴です。
東京ガス袖ケ浦LNG基地・犬飼朗所長:「LNGは化石燃料ではあるが、環境性に優れている。脱炭素への移行期の重要なエネルギーと考えている。
LNGを巡って今後、世界への影響はどうなるのでしょうか。鍵を握るのはロシアです。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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