渋谷は 「安全なハロウィーン」を迎えられるのか? ハチ公周辺封鎖 路上飲み禁止 センター街バリケード設置 【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

渋谷は 「安全なハロウィーン」を迎えられるのか? ハチ公周辺封鎖 路上飲み禁止 センター街バリケード設置 【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

渋谷は 「安全なハロウィーン」を迎えられるのか? ハチ公周辺封鎖 路上飲み禁止 センター街バリケード設置 【Nスタ解説】|TBS NEWS DIG

週末から賑わいをみせる「ハロウィーン」について。ハロウィーン直前となった週末。渋谷は過去に見ない程の厳戒態勢が敷かれました。スタジオで詳しく見ていきます。

■10月31日が本番!ハロウィーンの渋谷は…厳戒態勢

南波雅俊キャスター:
にぎわいを見せているハロウィーンについて見ていきます。渋谷ハロウィーンは厳戒態勢で、ハチ公周辺が封鎖されていたりとか、「路上飲み禁止」の看板が立っていたり、センター街もバリケードが設置され、通行も制限されている状況です。

実際に渋谷区に取材をしたところ「目立った“トラブルはなし”」ということでした。担当者はーー

渋谷区 安全対策課 東浦幸生 課長
「混雑はしているが“余裕のある混雑っぷり”、上手くコントロールできたと実感している」

ただその一方で目立っていたのが、外国人の姿です。コスプレをした姿や座り込んでいる姿もありました。DJポリスも英語で注意喚起をしていました。

渋谷区としては公式YouTubeで英語で「ハロウィーン期間は渋谷から離れましょう」という注意喚起をしていたり、渋谷区のホームページでは、中国語、韓国語で「自粛」を呼びかけたりしていました。

ただそれでもそういった外国人の姿が目立ったことについてはーー

渋谷区 安全対策課 東浦幸生 課長
「日本在住の外国人にはある程度効果があったと思うが、外国人旅行者までメッセージが届かなかった。空港でPRビデオなどを流せば、効果があったのかも…」

ホラン千秋キャスター:
自分たちが海外旅行に行くときに、訪れる都市がどんな措置を取っているかを、その自治体のYouTubeまでチェックするかというと…正直チェックしないなという感じがある。なので海外にまでこのメッセージを届けることの難しさはあるのかも。

若新雄純 慶応大学特任准教授:
でも今回の件はいろいろ残念だなと思います。渋谷区どうしちゃったのかなって感じです。ネットでも話題になっていますが、もともと「渋谷を盛り上げてくれ」って訴えておきながら、盛り上がりすぎて、人が集まりすぎたので今度は「来ないで」というのは…。

この言い方は群衆に対するメッセージなんですよね。まず群衆は「皆さん」じゃないですか。「皆さん来ないで」と言われても誰も「自分のこと」だとは思わない。自分が行ったって他の人がいなければ人数減るとか。例えば「外国人の方はぜひこういうところの方が言語案内がサポートされてますよ」とか、具体的な人に対してこうしてくださいと言えば変わると思う。

熱が盛り上がった一方で「お客さんを集めたい」つまりにぎわいを作りたい地域は、別に地方に行かなくても、都内にもたくさんある。せっかく盛り上がったものを、直線的に止めるんじゃなくて、渋谷を中心に、例えばこういう人は「赤羽で」とか、こういう人は「蒲田で」とか、路上でも飲みたいって人は「路上でも飲める地域はここですよ」と。

具体的に呼びかけて分散させて「東京全体で盛り上げましょう」みたいな方が、よりトラブルも減り、熱が渋谷を中心に上がったと思う。そういうことはやれたはず。

井上貴博キャスター: 
渋谷区長は苦渋の決断だったと思います。しかし「自粛を促す」というのはコロナ禍に近い感覚で、あまり公の機関が言うのは好きじゃないなと感じた。

渋谷区は2023年の1年間でハロウィーン対策費に5000万円ぐらい予算を付けている。「来ないでくれ」とするなら、その5000万円を「イベントにしますと、入場料を取ります」という形があったんじゃないかなと思いました。

若新雄純 慶応大学特任准教授:
まさに新型コロナのときも最初は「自粛」でしたけど、途中からは「分散」を呼びかけたし、距離を取ることを訴えた。そうやってバラバラにしたり、密度を下げたりすれば、実は全体的に参加する人は増えるけれど、困難が減るという可能性もあると思う。

そこはやっぱり、いろんな最先端の街づくりをしてきた渋谷だからこそ、もう一歩工夫できたのかなという気はする。

それぞれ連携は直接していないようですが、今回も他の街と含めて原宿・池袋などと分散してやったら、本当はスタンプラリーだったり、時間差でいろんなことを企画することができただろうなと思います。

■【14万人】ハロウィーン 池袋にコスプレイヤー終結

南波キャスター:
その分散という意味では、池袋の高際みゆき区長が自らコスプレをして「街をあげて盛り上げていきたい」という話をしていました。「池袋ハロウィン コスプレフェス2023」が10月28日・29日に開催されました。日本最大級のハロウィーンイベントで約14万人、過去最多動員になったそうです。

チケット制で公園などの指定エリアで楽しめて、いろいろ完備されている。ただ、敷地内では飲酒の禁止など、きちんとしたルールなどはあるということで、こちらもトラブルなどはなかったそうです。一つヒントになるのかなと思います。

井上キャスター:
池袋と比べて渋谷は場所が少ないですけどね。宮下公園を開放するのか、他の原宿に流れてもらうとか…やはり2024年以降はやりようがあるんじゃないかなと思う。

若新雄純 慶応大学特任准教授:
やっぱり他の地域との連携だと思います。

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