「究極の体験を実現」車がロボットに!未来の乗り物『モビリティショー』開幕へ(2023年10月24日)
26日から、東京モーターショーが『ジャパンモビリティーショー』として、装いも新たに4年ぶり開催されます。まさに“未来”を感じさせる乗り物を見ることができそうです。開催に先立って、会場には井澤健太朗アナウンサーがいます。
井澤アナウンサー:「最先端の技術が詰まったスーパーカーから往年の名車まで、幅広い年代のスーパーカーが並んでいて、至近距離で楽しむことができます。『モビリティーショー』に名称が変わり、次世代の乗り物がたくさん展示されています。その中の一つ、プロペラがたくさんついていて、大きなドローンのようにも見えるのは“空飛ぶ車”です。乗ってみると、コンパクトで2人がけとなっています。中にあるのはモニターのみで、レバーやアクセル、ブレーキ、ハンドルなどは一切ありません。乗っているだけで、目的地まで運んで行ってもらえる“未来の空飛ぶタクシー”のような乗り物です」
井澤アナウンサー:「重機のような見た目の『ARCHAX』は、大きなタイヤが4つ付いていて、走行することができます。それに加えて、走行モードからロボットモードに変形し、腕を動かすことができます。手の動きもなめらかなで、ピースすることもできます。コックピット内にはモニターが4つあり、それを見ながら操縦します。アニメや漫画の世界から飛び出したようなロボットですが、乗り物でもある。これが新しいモビリティーショーとなっています」
このロボットを開発した『ツバメインダストリ』の吉田龍央代表に聞きます。
(Q.このロボットはどういったことができますか)
吉田代表:「自動車のような走行ももちろんですが、26カ所の関節を動かすことができるので、まるでSF映画のような巨大ロボットを操縦するという、究極の体験をしていただける製品となっています」
(Q.どういう目的で開発しましたか)
吉田代表:「SF映画に出てくる、巨大なロボットが活躍する世界を実現したくて、開発しました。私たちの会社はロマンを大切にしています。航空産業や宇宙産業も最初はロマンからスタートしました。我々は搭乗型ロボットというロマンを実現できればというところから、会社を立ち上げました。将来、大きな産業につながると考えています。まずエンターテインメント、ホビーから初めて、将来的には実作業で使用可能なロボットが実現できればと思っています。あとは、産業ロボットに必要な要素である、自動車産業、機械産業、アニメ・ゲーム産業という、日本が得意とする産業を融合した“ThisisJapan”の製品を世界に供給したいと考えています」
(Q.このロボットは、一般の人でも買えますか)
吉田代表:「購入することができます。マーケットとしては、ベンチマークとしてハイパーカー市場をターゲットにしています。世界では1億5000万以上の超高級車が年間数千台、販売されていて、私たちはその数%にリーチできればと考えています。ガレージの中にアートとして置いていただくだけではなく、巨大ロボットを最大限、操縦して遊べる、究極の体験を実現できればと思っています。ゆくゆくは、アミューズメントパークなど法人向け販売をする予定もあるので、将来的に皆様に乗っていただく機会もあるかもしれません」
(Q.開発の先に見据えているものはありますか)
吉田代表:「今後は、実作業で使える搭乗型ロボットの開発を目指します。例えばショベルカーなど、既存の専用作業機ではなく、1台で複数の作業ができる、多用途な作業機を目指しています。災害現場や解体現場、海中、宇宙、月面など、1台しか持ち込めないけど色んな作業をさせたいという所に特化したロボットができればと思っています。技術的には、ロボットを操作するだけではなく、まるで自分が巨大化したかのように操縦することができるのが、キーポイントと考えています」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>
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