高級魚キンメダイを“横取り”犯人を捜せ!早朝の漁に密着(2023年10月24日)

高級魚キンメダイを“横取り”犯人を捜せ!早朝の漁に密着(2023年10月24日)

高級魚キンメダイを“横取り”犯人を捜せ!早朝の漁に密着(2023年10月24日)

■犯人を捜せ!早朝の漁に密着

 金色の目をした高級魚。人間以外にもこの魚を好んで食する動物がいることが分かりました。しかも、ちゃっかり横取りする形で…。日の出とともに始まるキンメダイ漁に密着しました。

 この船では一本釣りで深海魚のキンメダイを狙います。1本のさおに40本の釣り針。餌(えさ)はカツオです。この後、関係者を悩ませる「横取り」事案が発生。

 キンメダイ漁師 斎藤功さん:「何かに1匹取られた、今」

 何かとは、船を取り囲むように泳ぐイルカの群れ。まるでこの船でキンメダイを釣っていることを心得ているかのようです。糸を引き上げてみると、キンメダイの残骸。主だった部分はイルカがおいしくいただいていったものとみられます。

■ 高級魚キンメダイ“背びれ”だけ

 イルカによる食害。下田沖などでは1年でキンメダイ20トン以上を奪われ、およそ4500万円の被害が出た年もあります。

 キンメダイ漁師 斎藤功さん:「漁場によっては朝、現場まで行って漁の支度してやろうとしたらイルカがいたからそのまま何もしないで帰ったりする。大赤字。この高い燃料、大赤字。(イルカ)保護もいいけど人間保護も必要ですよね」

 イルカもキンメダイの味を覚えたのでしょうか。

 静岡県水産・海洋技術研究所 伊豆分場 高田伸二主任:「イルカの好みは分からないが、針に掛かって逃げられないのでイルカにとって食べやすいからだと思う」
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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