ウクライナ“停戦交渉”も・・・市民は火炎瓶・バリケードで徹底抗戦 工作員の破壊活動も(2022年2月28日)

ウクライナ“停戦交渉”も・・・市民は火炎瓶・バリケードで徹底抗戦 工作員の破壊活動も(2022年2月28日)

ウクライナ“停戦交渉”も・・・市民は火炎瓶・バリケードで徹底抗戦 工作員の破壊活動も(2022年2月28日)

 緊張が続くウクライナ情勢です。日本時間の28日午後4時ごろ、ウクライナ政府関係者はロシアとの停戦交渉が1時間以内に開始すると話しました。

 撮影者:「私の家の周りはこうなった。絶対に仕返ししてやる」

 ウクライナ・首都キエフ近郊の町、ブチャ。ロシア軍がキエフ中心部に近づいています・・・。

 撮影者:「これが今のブチャだ。ブチャだ!」

 そんななか、一縷(いちる)の望みとなるのでしょうか・・・。

 ロシアとウクライナの停戦交渉が、現地時間28日朝にも始まる見通しです。ウクライナ政府関係者によると、1時間以内に始まるということです。

 ウクライナ・ゼレンスキー大統領:「ルカシェンコ大統領はロシアとウクライナの代表団が、プリピャチ川で無条件で会談するよう話した」

 ウクライナのゼレンスキー大統領はベラルーシのルカシェンコ大統領と電話で会談し、ベラルーシとの国境でロシアと交渉を行うことで合意したと表明しました。

 ロシアとの交渉中は、ベラルーシ側が攻撃を加えないことを保証したといいます。

 しかし、ウクライナメディアは、ロシアがベラルーシ側からロケットランチャーミサイルで攻撃したと報じています。

 これまでロシア側は停戦交渉を行う前提条件として、ウクライナの「非武装化」「中立化」を求めていたといいます。それが、今回、無条件で停戦交渉を行うことになったというのです。しかし、ゼレンスキー大統領は懐疑的です。

 ウクライナ・ゼレンスキー大統領:「会談の結果については期待していない」

 27日、ウクライナ南部マリウポリでは、ロシアの砲撃で6歳の女の子が負傷しました。病院に運ばれましたが、死亡しました。

 ウクライナ保健省は、ロシアの軍事侵攻で、これまでに352人の民間人が死亡したと明らかにしました。そのなかには14人の子どもが含まれています。また、けが人は、子ども116人を含む1684人に上るということです。

 市民に徹底抗戦を呼び掛けるゼレンスキー大統領。それに応じるように、街中では市民が火炎瓶を作っていました。こちらのビール会社ではビールの製造を火炎瓶の製造に切り替えました。

 また、AP通信は、軍隊経験がある囚人が、戦闘を希望すれば解放されていると伝えています。

 海外メディアによりますと、ロシアはウクライナ軍の激しい抵抗だけでなく、燃料や備品不足で、侵攻の速さが鈍っているといいます。

 激しい戦闘が続くなか、欧米はロシアへの厳しい経済制裁を発表。

 「SWIFT」と呼ばれる国際的な金融決済システムから、ロシアの一部の銀行を排除するとしました。これに、ロシアのプーチン大統領が強硬姿勢をみせています。

 ロシア・プーチン大統領:「西側諸国が我が国に対し違法な制裁措置を取っているだけでなく、NATO(北大西洋条約機構)のリーダーたちも攻撃的な発言をしている。国防相、参謀長にロシア軍の抑止力部隊を、特別戦闘準備態勢に移すことを命令します」

 プーチン大統領は27日、軍の幹部を招集し、核を含む「抑止力部隊」を厳戒態勢に移すよう指示したのです。

 まさか、核をちらつかせているのでしょうか・・・。

 アメリカ・バイデン大統領:「ロシアと実際に交戦し、第3次世界大戦に突入するか、ロシアに国際法違反の代償を払わせるかどちらかだ」

 軍事ジャーナリスト・黒井文太郎氏:「この後はですね、ウクライナ軍がいわゆるゲリラ的な戦いになれば、ロシア軍は市街地を片っ端から壊していくとなりますので、そうなった場合はもっと今より、全然被害が大きくなるということが予想されます」

 そんなウクライナの街に残る人からは、驚きの言葉が・・・。

 ロシア軍との攻防が激化する、ウクライナの首都キエフ。中心部の通りに、人の姿は見えません。

 キエフ在住、パルホメンコ・ボグダンさん(35):「今、警察車両、特殊部隊かな、よく分からない車が通りました。初めて誰かがここの周辺を通ります」

 撮影しているのは、日本育ちのウクライナ人、パルホメンコ・ボグダンさんです。

 キエフ在住、パルホメンコ・ボグダンさん:「一時期は、皆死ぬんじゃないかなみたいな雰囲気だったんですけど、幸い今、生きています。今、防空壕(ごう)に戻ります。空襲警報が5分くらい前に出てずっと防空壕の方に行っている感じです。本当にボロボロですけど、壁はすごく厚いので空襲が来ても問題ないはずです」

 自宅マンションの地下にある防空壕で、家族と避難生活を送っています。

 キエフ在住・ボグダンさん:「今はものすごく集中砲火を受けているので、『2日間出るな』という政府の指示です。外は今、警察と軍人が手分けをしてセキュリティーをしてくれている。今ウクライナ中で何が起きているかというと、ロシアのスパイ、工作員とかロシアから買収された人たちが、色々内部で爆発を起こしたり、テロを起こしたり内部から戦争を仕掛けてきている。外にいれば、運が良ければ(警察や軍に)IDチェックされて終わり。運が悪ければ、射殺されても誰も何も文句が言えない状況。外にいる人は最初から敵だと見なされます」

 極限状態のなか、市民たちは、自らの命を守るための行動に。ロシア軍の侵攻に備え、避難所でバリケードを作っています。

 キエフ在住・ボグダンさん:「ウクライナ全土が一丸となって、日本の震災の時みたいに、助け合いの精神で自分の国は何としても守ると。武器がなくても火炎瓶を用意したりとか、そこら辺にあるもので対応するという状況だから、すごく今一丸となって、チームプレーで頑張っています」

 激戦が続く、ウクライナ第二の都市ハリコフでは、ロシア軍がパイプラインを爆破したと伝えられています。

 ハリコフに事務所がある日本の企業は、危機管理の対応に迫られています。

 アイスリーデザイン・芝陽一郎社長:「ハリコフの現状を聞かせてください」

 東京・渋谷区にあるIT企業です。ハリコフで、ウクライナ人社員15人が働いています。

 日々、戦況が目まぐるしく変わるなか、オンラインで、社員たちの安否を確認しています。

 現地責任者:「一部の人は避難を考えているようですが、他の場所へ行く方が危険だと考える人もいます」

 アイスリーデザイン・芝陽一郎社長:「展開がだいぶ早くて、僕も含めて現地メンバーも戸惑っているというのが今の率直なところ」

 28日も安否確認を行い、現地社員15人は全員、無事だといいます。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp/a>

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