米国防総省 中国軍機の危険な飛行を映像公開 2021年秋以降200件近く(2023年10月18日)
アメリカ国防総省は、東シナ海や南シナ海の国際空域で、中国の戦闘機がアメリカの軍用機に対し危険な飛行を繰り返しているとされる映像を公開しました。
アメリカ国防総省は7月、中国軍の戦闘機が東シナ海で飛行するアメリカ軍の軍用機におよそ270メートルまで接近し、「フレア」と呼ばれるおとり用の照明弾を発射している映像を公開しました。
また、別の映像では去年6月に南シナ海で中国軍の戦闘機がアメリカ軍の軍用機にわずか12メートルまで迫って飛行を妨害したほか、アメリカ軍のパイロットが無線で連絡すると中国側が暴言を吐いたとしています。
アメリカ国防総省は17日の記者会見で、中国軍機による急接近や挑発的な飛行はおととしの秋以降、200件近くあったとして、一連の危険な行為は米中の誤算につながりかねないと批判しました。
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