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若手医師が自殺 甲南医療センターに勤務「長時間労働が原因」と労災認定 遺族らが損害賠償求め提訴へ
神戸市内の病院に勤務していた若手医師が自殺したのは「長時間にわたる時間外労働」が原因として労災認定されていたことがわかりました。遺族らは病院側に損害賠償を求める裁判を起こす方針です。
神戸市東灘区の甲南医療センターに勤めていた高島晨伍さんは昨年4月からは、研修を受けながら消化器内科の診療にあたる「専攻医」として勤務していましたが、昨年5月に神戸市内の自宅で自殺しました。
高島さんの母・淳子さん「5月になると『楽しいことが一つもない』『しんどい。誰も助けてくれない』と言い、右往左往しながらも、最後の日も定時まできちんと勤め上げ、その夕方に命を絶ちました」
高島さんは学会発表の準備なども重なり、亡くなる直前の約3か月間、休日はなく、1か月間で200時間を超える時間外労働をしていたということです。
高島さんが残した遺書には―。「いやな思いをさせてごめん。もっといい選択肢はあると思うけど、選べなかった」
労働基準監督署は「長時間労働が自殺の原因」と結論付け、労災と認定しました。病院は、遺族側に未払いの残業代として130万円余りを支払いましたが、算出された時間外労働には「自己研さん」の時間も含まれていたなどとして、長時間労働の指示を否定しました。
甲南医療センター・具英成院長「特に時間外労働については、生理的な欲求に応じて寝て過ごすということも多々ございます。勤務時間を正確にはなかなか把握できない」
これに対し遺族は「病院が十分な労務管理をしていなかった」として、今後、慰謝料などを求める裁判を起こす方針だということです。
母・淳子さん「優しい上級医になることも、患者さんを救い社会に貢献することもできません。今後同じことが二度と起きないように医師らの労働環境が改善されることを切に希望します」
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